短編2
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手を振るなにか

私にとってとても怖かった話。

ちょうど一週間前の話です。

私はこの春高校生になりました。

兄が一人いて中学までは年が離れているのもありあまり余り相手にしてくれませんでしたが、高校生になり「今まで相手にしなくてごめんな」と謝ってきました。

何だかんだ同じ趣味の釣りもあり兄の運転する車で某県のO海岸に釣りに行きました。深夜に出発して午前4時ごろに到着しました。

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海岸に着き兄が釣具をいじっている間、私は夜風に当たっていました。

日も開けてきた事もあり海面がぼやけて見えてきました。…すると、少し沖の方に腰ぐらい海に入って手を振る人がいました。その人は私からみて右手の方に凄い勢いで手を振り続けていました。

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(誰に手を振ってんだ?)と3〜40秒近く見ていたら急に手を振るのをやめて、ゆっくりと私の方を首だけ動かして振り向いてきました。私はヤバイ!と思い、完全にこっちを向く前にダッシュで兄のいる車まで戻りました。

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全身鳥肌で冷や汗をかきながら兄に今起きた事を報告すると、ひやかされると思ったのですが血相を変えて私を車に乗せて近くのファミレスに入りました。

兄の話によると、兄が幼くて私がまだ生まれてない頃あの海岸で人が溺死していたそうです。

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兄も中学の時その人?を見たそうです。兄はちらっと見ただけでヤバイと思い、直ぐに逃げ出したそうです。もしも私があの時あいつの顔をみていたらと思うと怖くて仕方が入りません。

下手な文章で長文失礼しました。

Concrete
コメント怖い
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