昨日、妹が友達2人連れて
家に来た。
2人とも学校終わって直接来て
くれたのか、1人は制服。
もう1人はジャージだった。
最初、雑談をしていたが
妹がパソコンをつけて
「アニメ見よう!」
とか言い出した。
ジャージの子は乗り気だったが
制服の子が少し顔が引きつってた。
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私は
(どうしたのかな? アニメ嫌いなのかな?)
なんて思いつつ「ねこまた」を執筆
してた。
でも、その子は途中からアニメを
一緒に見始めたんだが、怖い話の
動画を見始めた瞬間
「やめてえぇ! 消してよッ!」
いきなり叫んだ。
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涙声で俯くその子。
呆然とする、妹とジャージの子。
「ねこまた」編集中で
怖い画像を見ていた為
軽くチビった私。
暫くして
その子が淡々と語り出した。
誰も「どうしたの?」などと
聞いていないのに。
その子の話は以下の様なものだった。
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私の家には開かずの間がある。
自分の部屋の隣に、それはあるため
いつも何か音が聞こえる。
女性の変な声だったり、
「はぁ…はぁ…」
という気味の悪い声だったり。
だいたい物音が聞こえ始めるのは夕方から、深夜にかけて。
そして、不気味なのは母親。
まるで捧げ物をするように、日に
三回食事を開かずの間の前に置く。
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そこまで言って、その子は
一呼吸置いて再び語り出した。
昨日、夜9時頃○○ちゃん(私の妹)
から電話あって、明日(今日の事)遊ぶ約束をして
雑談に入った。
私は子機を持ちつつ、一階に下りよう
と開かずの間の前を通ろうとした。
その時○○ちゃんが
「△△(その子)ー、何か好きなアニメある!?」
そう聞かれたから、最近パソコンを
見てハマってたアニメを思い出し
「『日常』ってアニメかな。 博士めっちゃ可愛いし面白い!」
そう言った瞬間
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shake
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開かずの間のスライド扉が
ガラッと開き
「どゆことー! 阪本、どゆことー!」
髪をボサボサにして汚い灰色のシャツを
身につけている、下には中学時代のジャージを履いた元兄が叫んだ。
「いやあああぁ! お母さあぁん!」
泣きながら一階に駆け下りたとの
こと。
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そう言い終えて
「ごめんね、急に叫んで」
と、妹達に言った。
妹達は
「私こそ、ごめんね! 昨日電話で少し聞いてたのに」
「大丈夫ー? 深呼吸だよー」
なんて言って慰めてから
妹が
「アニヲタでニートの△△のお兄ちゃんが
悪いんだよー」
そう言いながら
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私の事をジッと見つめてきた。
あの時の妹の目を思い出すと
今も寒気がします。
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九割ガチの一割ネタの話です。
アニヲタでニートの方しか分からない
かもです(;´Д`A ww
元ネタ知りたい方は
YouTubeで
『日常 どゆことー』
と、検索すれば出るかもです。
作者朽屋