これは姉が体験した話です。
姉が中学校2年生の4月某日、この日は宿泊学習で金沢と能登の方に向かいました。金沢では班別学習でどっか行って楽しんだあと、能登のある、青少年自然の家にバスで行きました。活動をして、入浴を終え、一日の振り返りをしたあと、就寝の時間になりました。で、寝て、しばらく時間がたった頃、突然隣の部屋から、
「コンコン。」
と聞こえました。その音にそこにいた人達が目覚めました。しかし、一回ではたらず、何回も聞こえたそうです。姉と他の人は、
「聞こえたよね?コンコンって。」
「うん…。うるさいなァ。でも寝なきゃ。」
「そだね。眠いし。」
再び寝たあとも何回か、聞こえたそうです。しかし、我慢して寝ていました。
翌朝、隣の部屋のリーダーに姉の部屋のリーダーが怒っていました。
「うるさいよ!なにしとったの⁉」
と、カンカンに起こりました。すると、意外な言葉がかえってきました。
「こっちこそ!うるさかったわ‼」
と。実は隣も聞こえていたのです。
すると、姉が、
「どっちもやってないでしょ?」
そしたら、2人のリーダーが、頷くと、
「じゃああれは…。もしかして。」
と姉。
みんなはその言葉をきいてハッとしたそうです。もしかしたら、昔、この地で何かあったかもしれません…。さらに、その3年後、私もあそこにいきましたが、なんともなかったので、良かったですが、皆さんも気をつけていたほうがよいでしょう…。
作者あるぱか