短編2
  • 表示切替
  • 使い方

血をください

music:5

これは 僕の体験した中でも 一番に怖い話です

wallpaper:27

その日は雨でした

sound:6

外は薄暗く 周りは電灯もなく どんよりとした空気が流れていました

ふっと 歩道の脇を見ると こじんまりとした 占い屋を発見しました

こんなところで占い屋か・・・・・

僕は不信に思いました

wallpaper:187

その占い屋は年寄りの80歳ぐらいのおばあぁちゃんが経営してました

「おばぁちゃんこんなところで何してるの?」と声をかけました

wallpaper:188

するとおばぁちゃんは こう答えました

shake

小さな声で一言「血をください」と・・・・・

僕はわけがわからないので

もう一度聞きました

すると 何度も何度も「血をください」と言うのです

music:6

段々 そのおばぁちゃんの顔が 怒りの表情に変わってきて

怖くなって逃げ出しました

nextpage

次の日の朝 また占い屋があった場所に行くと

花束が添えられていました

聞いた話によると

ここで昔交通事故にあって死んだ80歳ぐらいのおばぁちゃんがいるらしいということだった

wallpaper:270

僕は手を合わせてご冥福をお祈りした

家に帰って熟睡していると

突然電話が鳴った

sound:32

電話に出ると しわがれた老婆の声がかすかに聞こえた

初めは何を言っているのかわからなくて

聞き取りにくかったが

段々と声がはっきりしてきて

そのときはっきりとこう聞こえた・・・・・・

「血をください・・・・・・」と

sound:33

sound:16

玄関からインターホンの音が聞こえ

のぞき窓でのぞきこむと あの時のおばぁちゃんが笑顔で立っていた・・・・・・・・

wallpaper:256

sound:39

shake

shake

shake

shake

shake

shake

shake

shake

shake

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ