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これは 僕の体験した中でも 一番に怖い話です
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その日は雨でした
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外は薄暗く 周りは電灯もなく どんよりとした空気が流れていました
ふっと 歩道の脇を見ると こじんまりとした 占い屋を発見しました
こんなところで占い屋か・・・・・
僕は不信に思いました
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その占い屋は年寄りの80歳ぐらいのおばあぁちゃんが経営してました
「おばぁちゃんこんなところで何してるの?」と声をかけました
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するとおばぁちゃんは こう答えました
shake
小さな声で一言「血をください」と・・・・・
僕はわけがわからないので
もう一度聞きました
すると 何度も何度も「血をください」と言うのです
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段々 そのおばぁちゃんの顔が 怒りの表情に変わってきて
怖くなって逃げ出しました
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次の日の朝 また占い屋があった場所に行くと
花束が添えられていました
聞いた話によると
ここで昔交通事故にあって死んだ80歳ぐらいのおばぁちゃんがいるらしいということだった
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僕は手を合わせてご冥福をお祈りした
家に帰って熟睡していると
突然電話が鳴った
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電話に出ると しわがれた老婆の声がかすかに聞こえた
初めは何を言っているのかわからなくて
聞き取りにくかったが
段々と声がはっきりしてきて
そのときはっきりとこう聞こえた・・・・・・
「血をください・・・・・・」と
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玄関からインターホンの音が聞こえ
のぞき窓でのぞきこむと あの時のおばぁちゃんが笑顔で立っていた・・・・・・・・
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shake
shake
shake
shake
shake
shake
shake
shake
shake
作者ダダ
老婆の復讐劇