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短編2
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死刑囚最後の日記

一級殺人により、死刑判決がくだり、○○刑務所に服役している、囚人Aに、死刑執行の日が告げられました。

彼は、それを聞くと、非常に穏やかな表情で、

「そうですか…」

と小さく頷いたとか…

事件が発覚したのは、蒸し暑い夏の日だったそうです。

彼が住む屋敷の花壇から人間の頭部が見つかったと警察に連絡があって、捜査を開始、

彼も最初のうちは、関与を否認していたんですが、次第に捜査が進み、彼の家の地下貯蔵庫から数体の遺体と人間のものと思われる臓器が見つかると彼は、犯行を自ら明らかにしたそうです。

当初、警察はカニバリズム殺人と認定し捜査を進めたのですが、彼が住んでいた屋敷から宗教的な祭壇やそれらに関連する儀式なんかに用いる物が見つかった事や、彼の事情聴取により、この事件が、カニバリズム殺人(食用の為の殺人)ではなくて宗教的殺人に…

でも、彼の供述よると、人間の臓器や肉片は供え物として用いたけど、その後は、自分で調理し食べることもあったと後の供述で明らかにしているそうです。…うげっ

当初、複数による犯行と思われたみたいですけど、屋敷への出入りが彼だけだったとの目撃証言により彼1人の犯行とされ、警察は彼を第一級殺人、及び死体遺棄の罪で逮捕に踏み切ったんだそうです

…………。

死刑の日が決まり、彼は日記にこう記しています。

『私が身代わりになる日ももうわずかだ…』

『明日、我が弟は自由となる』

これ…

どういう事?

身代わり?自由?

つうことは…死刑になった人は兄貴?

本物の犯人は犯行をまた何処かで始めてるのかね…

Concrete
コメント怖い
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