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中編3
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告白

music:4

高校の卒業式に、友人Aは同級生で親友だった男Bに告白された。(Aも男)

Aはショックで混乱しつつも、Bを傷つけないよう丁寧にお断りしたそうだ。

しかしBから「1度だけデートして欲しい」と懇願され、情もあって承諾したらしい。

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で、実際デートしたんだが、(というか二人きりで映画を見て食事をしただけ)

別れ際に、「俺が女だったら、Aは俺とつき合ってくれたか?」と聞かれたそうな。

Bは県外に進学する予定だったし、恐らくもう一生会わないだろうという思いと、

二人で楽しく過ごした学校生活を思い出したこともあって、急に寂しくなり、

「お前が女だったら、つき合うどころか結婚してたかも」と答えたらしい。

Bはそれを聞いて泣きながら、「ありがとう、ごめんな、さようなら」と言って去り、

Aも涙が止まらず、Bの背中が小さくなって消えるまで見送ったそうな。

それから数年後、Aはバイト先で知り合ったCという女の子に告白され、つき合った。

Cはことあるごとに、「ああ、女に生まれてよかった」と言うクセがある子だった。

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ある日、Cがやたら上記の台詞を繰り返すので、いつもは聞き流すAも「なんで?」と聞いた。

するとCは、「だって私が男だったら、Aは私とつき合わなかったでしょ」と答えた。

その時、Aの頭に浮かんだのがBの顔。

それまでは滅多に思い出すこともなかったのに、

Cのこの言葉が、Bが別れ際に言った言葉と、まったく同じ話し方だったらしい。

しかもこの会話があった場所は、Bと別れた場所と同じ(地元の駅前)だった。

その時は偶然だなぁ、と思っただけらしいんだけど、

それからCの行動を注意して見ると、驚くほどBとそっくりなことに気付いた。

笑い方、食事の仕方、本の読み方とかの仕草、好きな食べ物、好きな音楽や映画などの嗜好物も、

実はまったく一緒だったらしい。

Aは「Bは性転換と整形をしてCになり、俺に近付いたのか?」なんてことも思ったが、

Cの親(当然Bの親とは別人)にも会っていたし、Cの女子高時代の友人にも会っていたし、

第一身長が全然違う。(Bは170cm越え、Cは150cmちょっととかなり小柄)

だから、ただの偶然だ。似てると思うからそう見えるだけだ。と自分に言い聞かせたらしい。

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しかしある日、C宅でAとCが二人でテレビのロードショーを観ていた時。

Cが、「これ懐かしいね。最初のデートで観たよね」と言ってきた。Aはぎょっとした。

その映画はBとのデートで観たもので、Cとは観に行っていないからだ。

「この映画やったのって俺等知り合う前だよ。前彼と勘違いしてない?」と言うと、

「嘘、一緒に見たよ」と言ってきかない。

それどころか、その日のAの行動を細かく話す。

(ホットドックのケチャップをこぼしたこととか、釣り銭間違えられて得したこととか)

しかも、それは全て事実。

さすがに怖くなって、Aは適当な理由をつけて帰宅した。

それからAはCのことが怖くなり、好意もなくなってしまったので、別れを告げた。

別れ話は修羅場で、Cは泣くわ暴れるわ死のうとするわ、手がつけられなかったらしい。

結局Aはバイトを辞めて、一時は家族や友人一同にも音信不通となって県外へ逃亡。

連絡が取れるようになってからことの顛末を聞き、「男らしくないなぁ」と私が言うと、

「だって『結婚するって言ったじゃん!だからこの女になろうと思ったんじゃん!』ってCが言ったんだよ。

 手首切った後に。

 絶対やべぇって思うじゃん」とA。

最初話を聞いた時は、仕草や嗜好物の一致は偶然、映画云々の話はAとCの勘違い

(Aは映画デートの一件をCに話していて、Cがそれを自分が経験したことだと勘違い)だと私は思ってたんだけど、

「この女になろうと思った」というCの言葉は怖いな、と。

(ちなみに、AはBに告白されたことを、Cにもバイト仲間にも話していません)

Concrete
コメント怖い
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雨月さんへ

鋭いですね!なんちってw
スーパーナチュラルじゃねえんだよ!w

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手首を切って一度死んでから、死んで間もない女の子の身体に入ったってとこか。黒魔術でも使えるのかな〜。

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これ、前にどこかでみたような??コピペですか?
なにはともあれ、そこまで好きだとこわい(*´∀`)

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コメントありがとうございます(^_-)
また面白い話があったら投稿させていただきます(^-^)

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不思議なお話だこと。

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うわ、嫌だなあソレ。

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