この怖話のサイトでいつも皆様のお話を楽しく(怖く)拝見させて頂いております。
私は霊感と呼ばれる物は持っておりませんが只一度だけ体験した不思議なお話を投稿させていただきます。
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私がまだ小学生の四年生の時のお話になります。
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その日は金曜日、私のクラスは午後から体育の授業でした。
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授業内容はサッカー、当時、有名な漫画で「キャプテン翼」がアニメ化された事で空前のサッカーブーム。
みんなで先生にお願いして決定しました。
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その授業で同じ団地に住む親友のAくんが転んだ、体制がヤバかったのか「バキッ」と音と共に足が変な方向に曲がっていました。
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先生が走って職員室に向かうと救急車はすぐに来ました、担架で泣きながら運ばれるAくんに先生も救急車に乗って病院へ、午後からの授業は体育で終わりだったのでそのまま下校し母ちゃんに話をしたらAくんとBくんとCくん(AくんとBくんとCくんと私は同じ団地の仲良しグループ)の母ちゃんたちと昼間に買い物と食事に出てて
Aくんの家でお茶をしてたら学校から連絡あったらしく知ってました。
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「とりあえずAくん、かなり熱があるから○○病院に入院するらしいわよ」って聞いて、私はBくんとCくんに電話で「○○病院に
入院したらしいから明日が土曜日やし昼から見舞い行こう」って約束しました。
だが次の日になってBくんもCくんも親と出かけるらしく急にキャンセル
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仕方なく一人で行く事に、学校から帰ると母ちゃんがお見舞いに持って行くお菓子を用意してたのでお見舞いに向かいました。
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○○病院までは歩いて15分くらい、病院の看板が見えた所で救急車が入って来た。
私は気にとめる事なくAの病室へ向かうとAくんとAの母ちゃんが談笑してた。
私は…
素直に安心した。
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「私くんありがとう」と言われて、Aの母ちゃんにケーキや果物にジュースいろいろ出されて三人で夕方位まで他愛もない話をしていた「もう暗くなってくるから今日は帰りなさい」って言われて帰る事に…Aくんは「暇だからまた来てね」と言って二人で手を振っていた。
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病室のある4Fから降りるためエレベーターを待っていると黒いドレスを着た小学低学年くらいの女の子が何時の間にか後ろにいた、無人のエレベーターが到着して私が乗り込むが女の子は乗って来ない、「大丈夫だよ乗りなよ」って声を掛けたが乗ろうとしない、私は小学生とは思えないほど体が大きいので(やっぱり怖いのかな?)と思い「じゃあ先に降りるよ」っと言っても無反応なので扉を閉じた。
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それから途中の階で止まる事なく、何事もなく1Fへ到着し扉が開く
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すると
shake
黒いドレスの女の子がエレベーターの扉を出る私の横をすり抜けて病院の奥へと走って行った。
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「あれっ?扉閉まるまで扉の向こうにいたよな?」不思議に思い、その娘の走ったあとをなぞる様に病院の奥に向かうと泣き崩れた着物の女性となだめる警官と私服の男性がいました。
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一応、母ちゃんに話をしたら笑いながら気のせいと言っていましたが月曜日の朝刊を血相かえて持ってきました。
あの日、近所に住む女の子がピアノ発表会で帰る途中でバイクに轢かれる事故で死亡と小さくのっていました。
作者マッスル樽
ダメダメな文章ですみません。
読んで頂きありがとうございました。