これは俺が中学校のころに実際あった話です。文章力なくて本当にすいません。長いので暇な人だけ読んで下さい。
みなさんは、こっくりさんというものを知ってますか?多分これを読んでる人で知らない人は少ないと思います。ですがこっくりさんは二つの意味を持ち二つのものを呼ぶということはあまり知られてないと思います。
こっくりさんは漢字で書くと「孤狗狸さん」になるというのは割と有名ですが実はもう一つの漢字があります。その漢字は・・・・・「児躯履さん」というものです。この漢字はもう一つのやり方をした時に鳥居からやってくるあるモノを示しています。
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そのあるモノとは狐に喰い殺された子供の霊だそうです。そしてもう一つのやり方というのは途中で10円玉から指を離すことです。
こっくりさんをしている時に10円玉から指を離してはいけないという本当の理由は離すと狐の霊以外に死んだ子供の霊がきて、やってる人を呪うからだそうです。
こっからは体験談です。
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俺の友達(とりあえずNとする).はこっくりさんの途中にもう一つのやり方をやってしまいました。そして「何だなにもおきないじゃ・・・」と言いかけたその時突然Nは
「ママハドコ?」と上を見上げて呟きはじめました。
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どうみてもやばかったので家に連れていって親の元にやりました。しかしそれでも未だに
「ママハドコ?ママハドコ?」と狂ったように呟き続けてました。
その翌日にNは不登校になりました。その事をおばあちゃんに話したら、俺の頬に平手をして、「何で児躯履さんを呼ぶような事をしたの!?」と激しく怒られました。だけど俺は不登校になったとしか言ってなかったのに何で分かったんだろうと思って聞いてみると「部屋に行ってみなさい!!」と言われたので恐る恐る部屋に行きました。
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その時俺は心臓が止まりそうになりました。机の上に捨てたはずのこっくりさんで使った紙があったからです。そして鳥居の下に祟と言う字が血で書かれてました。おばあちゃんは俺に「あんたが呼んだのがNくんに取り憑いたんだよ!!」と俺に言った。言い終わるか否か途端におばあちゃんの目線は俺の後ろに移した。そして「その子誰だい・・・?」と震える声で言った。俺は急いで知り合いのお祓いが出来る人の元へ行った。(ここではKさんとする)幸いにも家から10分で着く所に住んでいて、面識もあったためこの人しか頼れる人はいなかった。
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インターホンを鳴らして用件を言おうと口を開くと同時に「あなたの家に行きます。」と言った。
俺は「あのー・・・うちに何が?」と聞いたら「今一番危ないのは貴方のおばあさんですよ」と言った。この時意味が分からなかった。というより認めるのが怖かった。しかし家についてドアを開けると俺は異様な光景に目を見開いた。
おばあちゃんが紙を見て「許したまえ!!
許したまえ!!許せ許せ許せ・・・」と叫んでいたのである。
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俺はKさんに「何でおばあちゃんが!?」と聞いたらKさんは「見えてしまったんでしょう」と言った。「何が?」俺はそう呟きかけたが次の瞬間俺は言葉を失った。
俺にも見えたのだ。両手両足のないだるまのような子供がこっちを見ているのを。そのあとはよく覚えてない。なぜなら俺は情けないことに気を失ってしまったのだ。だけど後から聞いた話Kさんはその紙を持って帰ったらしい。しばらくたってからNは学校にきた。しかし不登校になってた間の記憶がないらしい。
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このような事があって以来もうこっくりさんはやってません。上には書いていませんがこれからしばらくした後にKさんは亡くなってしまいました。そしてその手には例の紙があったそうです。人を殺してしまった気分を俺は味わいました。それ以来二度とやらないと決めました。みなさんは児躯履さんを遊びで呼ぶのはやめて下さい。ここまで読んでくれた人ありがとうございました。
作者祟神