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初投稿のため、読みにくい点など多々あると思いますがご了承ください。
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これは最近よく見る夢の話です・・・
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夜、気付くと僕はある公園にいた
毎日帰り道にある公園だ
遊んでいる子供や散歩をしているお年寄りが多いにぎやかな公園
その公園に僕はいる
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夜だからか人は少なく
おばあさんが数名立っているだけで
あとは誰もいない
僕はその公園を歩いていた
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なんら変わりない、いつもの公園
ただ一カ所、普段とは異なる場所があった
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大きな鳥かごのようなものがあった
人1人入れるくらいの大きさで
そのかごを囲むように
おばあさん達が立っていた
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遠くの一点を見つめたまま動かない
なぜかその時は恐怖心もなく
そのまま歩きすぎようとしたその時
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ぎゃーというような叫び声を
おばあさん達が一斉に発し始めた
振り向くとおばあさん達がこっちを見ていた
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ボサボサな髪
ありえないくらい大きく見開かれた目
ただ口はなかった
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どうやって叫んだのかなど
その時は考えられなかった
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僕は怖くなり歩き始めようとし
前を向いた瞬間
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あの ぎゃー というという叫び声と共に
こちらに向かってきた
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大きく見開かれた目で
僕を凝視したまま
手を羽ばたかせ
おばあさんとは思えないスピードで
追いかけてきた
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僕は必死で逃げた
早く公園を出ようと思い走りまくった
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思っているのとは裏腹に
なぜか僕は池の周りをグルグルと回っていた
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早く出たいと思っているのに
ずっと周りを回っていた
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すると池からなにかが出てくるのがわかった
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おばあさんだ
池から這い上がり地面に倒れ
土を食っている
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しかし僕がそのおばあさんの前を通り過ぎると
ぎゃーと叫びまた追いかけられる
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気付くと初めは3人だったおばあさんは
7・8人に増えていた
そしてもう1人這い上がってきた
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ただその人はおばあさんではなかった
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大きな鳥
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顔はあのおばあさん達同様
目は見開かれ
口はなかった
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そして
ぎゃーとその鳥が発した瞬間
おばあさん達が狂ったように
ぎゃーぎゃーと叫びはじめた
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その途端足が出口に向かった
おばあさん達は
追いかけてきているときも
ぎゃーぎゃーと叫んでいた
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出口が見えた!
そう思ったとき
おばあさん達はぎゃーではなく
あーとかうーという言葉を発していたと思う
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そんなことはお構いなしに走りつづけ
やっと公園を出た途端
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絶対捕まえたるぞ
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おばあさん達はさらに大きく見開かれた目で
こっちを見ていた
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これで夢は終わるが
この夢をみてから
よく転ぶようになった
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初めはすり傷程度だったが
足をよくケガした
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それももう一ヶ月も前の話
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今僕は足を骨折している
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誰かご存知でしたら教えてください
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あのおばあさん達に捕まったら
僕はどうなりますか?
作者桜前線