長編14
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触れてはいけない存在

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これは私が中学校一年生の時、

もう20年以上前の事です。

私は北海道のK市に住んでいます。

K市は湿原があり湿原が有名な場所です。

昔からK市は湿原や湿地帯を埋め立て、開拓してきました。

まぁ、今は湿原が国立公園になった為、

湿原は開拓してないみたいですが……

私の体験もその湿原が関係あるかもしれません。

私は当時、仲の良い友達が3人いました。

みんな同じM地区に住み、同じ中学校で、同じ帰宅部。

学校が終わった後や、休みの日なんか、いつもその3人と遊んでいたような気がします。

友達の名前は、M君、H君、S君、私をYとしますね。

一番仲が良かったのはM君でした。

遊ぶと言っても、まわりには遊ぶ所が少なく、誰かの家でTVゲームをやったり、近くの公園等で野球や、サッカー等、それ位しかやる事がありませんでした。

私達の住んでた直ぐ近くには、市で運営してる、大型の運動公園があります。

今でこそ立派な体育館があったり、遊具等もあり、道路も綺麗に整備されてますが当時はボロボロな陸上競技場、野球場、出来たばかりのテニスコートがあるくらい。

広さも今の半分以下で、そのほとんどがまだ湿地帯でした。

私達はよく、その運動公園の方にも遊びに行ってたのですが、

運動公園の隣りには雪捨て場があり、

そっちの方が人が来ないので、よく雪捨て場の方にも遊びに行ってました。

雪捨て場は湿原帯を土と砂利で埋め立てられた何もない場所、

その奥は一面湿原でした。

最初に不思議なものを見たのは、M君と二人で雪捨て場の奥の湿原で、カエルを捕まえようとした時です。

学校が終わって二人で真っ直ぐ雪捨て場に向かいました。

雪捨て場に着いたのは、3時半位だと思います。

まわりの湿原からはゲコゲコとカエルの鳴き声が響いてます。

さぁ、捕まえようか、と言って湿地帯に入ろうとした時です。

私は頭上に変な物体を見つけました。

そいつはマンションの三階位の高さにふわふわと浮かんでいるピンク色の雲みたいな物でした。

M君に「おい、ピンク色の雲が浮かんでる」と教えてあげると、

M君もビックリしていました。

二人でしばらく「何だろう?」、と言って見ていると、

そいつは突然、風もないのに湿原の方にふわふわと飛んで行ってしまいました。

不思議に思いましたが、あまり気にせず二人でカエルを捕まえて帰りました。

それからしばらくたった日の事、

M君、H君、S君、と四人で運動公園にテニスをやりに行くことになったのです。

運動公園には出来たばかりのテニスコートがあり、

そこにテニスをやりに行ったのですが、会員制なのか、まだ運営してないのか、入口は鍵がかかっていて入れませんでした。

テニスコートのまわりには、

2メートル位の塀、その上に1メートル位のフェンスでぐるりと囲まれていて、

その中に8つくらいコートがあったと思います。

すると、いつの間にかH君が塀によじ登り、フェンスに手をかけて、

「入ろうと思えば入れるし、ここまで来たんだから遊ぼうぜ」と言って、

テニスコートの中に入って行きました。

一瞬戸惑いましたが、H君の言う通りかもと思い、M君、S君と塀をよじ登り、テニスコートに入り、遊びました。

1時間位たった頃でしょうか。

突然、入口の方から、「お前ら、何やっとんじゃ~」という叫び声が聞こえました。

テニスコートの管理人なのか、市役所の人なのかわかりませんが、

私達に怒っているオジサンが入口に立っていました。

私達は道具を拾い集め、入ってきた塀の方に向かって逃げました。

一番最初に私が塀によじ登りました。

そしてフェンスに手をかけた時です。

フェンスの向こう、5メートル位の所に、ピンク色の雲がふわふわ浮かんでいました。

大きさは、縦1メートル、横3メートル位でしょうか。

普通に考えて地上から2、3メートル位の所に、雲なんてある訳がありません。

しかも、本能でしょうか? 何故か私はピンクの雲は生物だと、しかも、とても危険な存在だと思い、

他の3人に、「他の所から逃げろ」と言い、塀から降りて直ぐ左側にある塀に向かって走りだしました。

他の3人は「え?何で?」と言っていましたが、

直ぐに「うわぁ~」という叫び声に変わりました。

私は後ろを見ると、そのピンクの雲はテニスコートの中に入ってきていました。

その後どう逃げたのか余り覚えていませんが、

オジサンの「何だコイツぅ~?」という声は覚えています。

その後、みんな無事に運動公園の入口で落ち合いました。

みんな少しパニックになってましたが、考えてもわからないのでその日は帰りました。

次の日は土曜日で午前中に学校は終わりました。

するとM君が、「今日四人でピンクの雲捜しに行こうぜ」って言ってきたのです。

一瞬考えましたが、H君もS君も「筋斗雲捕まえるぜ」と言って行く気満々でした。

私はみんな一緒なら大丈夫かな?って思い、一度家に帰り、飯を食ってから、S君の家に集まりました。

最初テニスコートに向かいました。

相変わらずテニスコートは無人で、ピンクの雲もいません。

その後は雪捨て場の方に行きました。

雪捨て場の方で一度見てるので、いるかもしれないと思ったのです。

雪捨て場に向かう途中で変な物を見つけました。

普通に歩いてたら気付かないと思うのですが、周りをキョロキョロしてたせいか、

砂利で埋め立てられた道の脇に井戸みたいなのがありました。

何でこんな所に井戸が? と思い周りをよく見ると、

電線が付いてない木製の電柱が、湿原の方に向かって何本も立っていました。

こんな所に家があったのかな?って思ったのですが……

多分運動公園が出来る前は湿原の一部、湿地帯だと思うのですが。

何故なら私達が住んでるMという地区も昔は湿原でした。

そして運動公園は湿原とM地区の間にあるのです。

普通に考えて昔は運動公園の辺りも湿原だったのではないでしょうか?

私達は余り気にせず雪捨て場に向かいました。

雪捨て場に着き、周りを見渡したのですが、

ピンクの雲は見つけれませんでした。

30分位した時にはみんな飽きてきてしまい、みんなで湿地帯に入り、ドロドロになりながら遊んでいました。

すると、突然M君が「あれ見て」と叫んだのです。

見てみると、木造の小屋みたいのが湿地帯の奥にポツンと建っていました。

よく見ると、その小屋に向かって獣道みたいのがあり、

何故かその獣道の場所だけは踏み固められていたのか、歩いても足が埋まりませんでした。

四人でその小屋に近づいて、

よく見ると、平屋の小さな家でした。

中に入って見てみると、茶の間らしき部屋と奥に1つ部屋がありました。

そして外から入れるトイレが付いてました。

中は別に何も無く、昔の雑誌や新聞の切れ端、粉ミルクの空き缶が転がっていました。

そして奥の部屋に引き戸の押入れみたいのがあり、そこを開けた瞬間私は固まりました。

そこには小さな祭壇みたいのがあり、

得体の知れない粘土みたいので出来た、小さな人形が両側に3体ずつ並んで立っていました。

手前にはローソクを立てるようになっていて、奥は段々になっており、一番上には脳ミソみたいな、カエルの卵みたいな、よくわからないグチャグチャな物がありました。

気持ち悪くなり閉めようと思ったのですが、

S君が突然「気持ちわりぃ~」と言って、何処で拾ってきたのかわかりませんが、

木の棒でそのグチャグチャの物を払ってふっ飛ばしたのです。

するといきなり音をたてて雨が降り始めました。

外を見ると、快晴、天気雨でした。

早くこんな得体の知れない祭壇のある家から出たかったのですが、

雨がおさまるまで雨宿りする事にしたのです。

天気雨だし、多分直ぐにやむだろうと思いました。

するとS君が「ダメだ、我慢出来ん、小便してくるわ」と言って雨の中、外に出て行きました。

私はS君に「外から入れるトイレ付いてるよ」って教えてあげたのですが、

S君はトイレの扉を開けて、

「なんか狭いし暗いから、他の所でする」と言って湿地帯の奥に入って行きました。

するといきなりS君の声で、

「ヤバイ、逃げろ~」と聞こえたのです。

私は玄関の扉を開けて外を見ました。

するとS君が走って戻ってきてました。

そしてその向こうから、ピンクの雲が物凄いスピードで、S君を追いかけてきたのです。

私は玄関の扉を開けて「S君こっちだ」と言ってS君を家の中に入れたのです。

そしてS君が入ってきたので直ぐ扉を閉め、S君と二人で扉を押さえつけました。

「M、H、二人も手伝ってや」とS君が叫んだ時です。

扉をすり抜けてゆっくりピンクの雲が家に入ってきました。

私は「うわぁ~」と叫び、後ずさりしました。

S君も「何だ!コイツ?」と言って、

向きをかえて奥の部屋に逃げようとしたのですが……

ピンクの雲は扉に背を向けたS君の後ろから、S君の頭を凄いスピードで包み込んだのです。

その瞬間S君は気絶したのでしょうか?

頭を包み込んだと同時に腕と足を力なくダランとさせたのです。

そしてここからが恐怖でした。

ピンクの雲はS君の頭を包み込んだまま、そのままS君の身体を引きずりながら、私の方に向かってきたのです。

私はもうパニックになってました。

M君もH君も、もうパニック状態で、腰が抜けているのか足をガクガクさせながら、後ずさりするのが精一杯って感じでした。

私は何とか奥の部屋の窓の所まで逃げて、窓に足を掛けました。

そして後ろを見たのですが、もうM君もH君も地面にペタンと座り込み、泣きながら、何故かごめんなさいを連呼してました。

私はもう必死で窓から転がるように外に出ました。

その後の事は余り覚えていません。

気が付いたら、運動公園の入り口近くの住宅街、パトカーの中で警察官に泣きながら抱きついていました。

警察官の話によると、私はかなり錯乱していたそうです。

身体がドロドロの状態で、住宅街を泣き叫びながら歩いてたらしいです。

そして住宅街のおばちゃんが私を見つけて声をかけたのですが、全然話にならないので、警察に通報、たまたま近くをパトロールしてた警察官に無線が入り、私を保護したらしいのです。

とりあえず落ち着いた所で事情を説明しました。

そして名前と住所、電話番号等も聞かれ、直ぐに親に連絡をすると言って無線で何か言ってました。

当時は携帯電話等ありませんでしたからね。

そして警察官が付いてるから現場を見に行こうと言ってきたのです。

パトカーには若い警官と中年の二人の警察官が乗っていたのですが、

多分幻覚でも見たのだろうと、ちょっと笑いながら言って、全然信じてもらえませんでした。

私はあの家に戻るのは嫌だったのですが、

三人の事も気になったし、警察官がついてるからちょっと安心したのか、

家の方にパトカーで向かいました。

雪捨て場までは車で入って行けました。

それから徒歩じゃないと無理です。

私はどうしても恐怖で、あの家には行けないと伝えると、若い警察官の方が、

じゃあ僕が一人で見て来るから、家の場所を教えてと言ってきました。

私は家の場所を教え、一人じゃ危ないと伝えたのですが、

私をパトカーに一人で残して見てくる訳には行かないと言って、若い警察官は行ってしまいました。

それから10分もしない内に警察官は血相を変えて走って戻ってきました。

すると、中年の警察官に向かって、これ普通じゃないですよって言って、直ぐに無線で応援要請と救急車を呼んでました。

若い警察官は「いちょうY君(私)も救急車で病院に行った方がいい」と言って無線で私も病院に搬送する事を伝えていました。

直ぐに救急車がやってきて、直ぐに救急車に乗せられ、病院に搬送されました。

病院に着いたら直ぐに色々な検査をされました、

頭の検査が多かったような気がします。

いくつか検査を受けてる途中で母親が来てました、

凄い心配して色々聞いてきたのですが、説明しても半信半疑、

母にM君達はどうなったの?って聞いてみると、

わからないけど、同じ病院に搬送されたみたいだよって教えてくれました。

そして病院に搬送されたのはもう夕方だったし、

一日では検査しきれないという理由で、そのまま検査入院になりました。

病室に案内されると警察だと名乗る人達がいました。

また最初から説明させられ、M君達3人とは本当に仲が良かったのか?とか。

何か3人に恨み等なかったのか?とか。

そんな質問をされました。

何故そんな質問されたかというと、ちょっとわからない事があったからだと。

というのは、あの若い警官があの家に入って行った時には、もうピンクの雲はいなかった。

そしてM君達3人は、奥の部屋で意識を失って倒れていて、3人共頭皮に酷い火傷を負っていたそうです。

あとは別に何もなかったと。

そして3人の今の状況は、

不思議な事に頭皮は火傷してるが、髪の毛はほとんど無事だということ。

そして3人共、今は意識を回復してるし、普通に会話出来るらしいが、

何故か三人共、ピンクの雲どころか、数ヶ月の記憶が無いということ。

だからピンクの雲や、何であの家にいたかも全然わからないということ。

だから警察官は、私が3人に何らかの手段で火傷を負わして、3人共意識を失ったので、パニックになって逃げてきた。

みたいな訳のわからない疑いをかけてきたみたいです。

ですがその後、医者の話では髪の毛を傷つけず、頭皮にだけ火傷を負わす事は無理でしょうと。

特に子供なら尚更無理だと、大人でもそんな事出来るかわからない。

という説明を受けて、初めて私も被害者扱いしてくれました。

そして、M君達3人共、頭皮に重度の火傷と、軽い記憶障害という事で、そのまま入院したらしいです。

最後に警察官は不思議な事を言って病室を出て行きました。

あの後、あの家を色々調べたが私の見た祭壇みたいのは無かったし、今日は雨なんて一切降ってないよ。

と言って病室を出て行きました。

私はちょっとパニックになりましたが、もう色々な事があったので、考えてもわからないだろうと思って、考えるのは辞めました。

私はその後、検査入院だけで済みました。

他の3人にも会って話とかしたかったのですが、何故か誰からも病室等を教えて貰えず、今は面会等は出来ない状態だからと言って、結局会わしてもらえませんでした。

多分3人の親達が私に会わせたくなかったのかもしれません。

それでも入院中、M君達のご両親に何回か会って色々説明しましたが。

信じてもらえず、みんな私に対して良い態度ではありませんでした。

どこかで元凶は私だと疑ったのでしょう。

私だけ無傷で助かっていますから仕方ないのでしょうが、、、

私は3日位の検査入院で退院でき、直ぐに学校に復帰しました。

ですが、誰が言ったのか、誰から聞いたのかわかりませんが、多分3人の親達からだと思うのですが、、、

私に近づけば頭に火傷を負わされるとか、記憶を消される、みたいな噂が流され。

私は次第に学校に行かなくなり、家に引きこもるようになりました。

それからM君達3人は3ヶ月位

の入院で無事に退院。

学校にも普通に通学してるみたいだよって事を母親から聞きました。

ですが、結局あれから一回も会っていません。

会いたかったのですが、向こうに記憶が無いのなら、会っても嫌な思いをさせるかもしれないと思ったからです。

私は家から一歩も出ないで、ずっと引きこもっていました。

するとある日、母親は私をある人に会わせると言って、無理矢理連れて行かれた場所がありました。

そこは普通の一軒家で、霊能者みたいな人の家だと母親は言ってました。

どうやら母はずっと引きこもる私を心配して、友人に相談したところ、ここを紹介されたそうです。

家のチャイムを鳴らすと一人のおばちゃんが出てきました。

名前はKさんといって、不思議な力があり、色々な悩み事の相談やお祓い等出来ると言ってました。

茶の間に通されるとKさんは、今日はどうしたの?と、、、

母は私に起こった事を説明し、私が細かい部分等を説明しました。

ですが、Kさんにもよくわからないと。

ですがこう言ってました。

「多分それは幽霊や妖怪の類いとは違うわね。

もしかすると魔の者、精霊、神様、どれかかもしれないわね。

とゆうのは多分あなた達は、入ってはいけない場所に入ってしまったのではないかしら?

Y君(私)、山には山の神様、精霊が、海には海の神様、精霊がいるように湿原にも湿原の神様、精霊がいる。

そして元々このK市というのは土地的に良い所じゃない。

K市の市章はご存知?星のマークの中に丸があるの、

その丸がK市で周りの星が五芒星、五芒星で結界を張り、K市を護ろうとしたの。

K市は昔から土地的に恵まれなかった、開拓する度に色々な事故や問題とぶつかった、

その中には原因不明の事故や理解に苦しむ問題も少なくなかった。

だから市章に五芒星を用いて、市の重要な所に市章を掲げ、K市に結界を張った。

あなたの見た祭壇もちょっとわからないわね、

何かをまつってたのは確かね。

ただ、あなた達にだけ見せたのもわからない、

もしかするとその祭壇も何かの結界だったかもね。

でも安心して、あなたには何も悪い者は憑いてないし、

あなたに危害を加えるつもりもなかったみたい、

だって人知を越える存在なら、他の3人のようにあなたに危害を加える事は容易なはずよ。

でもあなただけには何もしなかった、

多分何か理由があると思うけどわからないわ。

ただ忘れないで、そういう存在は日本中にいるの、

触れてはいけない存在、

昔の人はそういう存在を神や精霊として崇めた、

人には人の土地、神や精霊にも人に入ってきてほしくない土地があるのよ、

そして昔の人はそれを理解し共存してた、

それを守れないなら何らかの形で攻撃してくるわ。

だから昔の人は故郷を離れない、離れないで神や精霊を崇め土地を守ってるの」

Kさんはこう言うと、私より母親の方に何か憑いてるって言って母を祓ってました。

その後、結局引きこもりは続きましたが、Kさんに会って安心したところもあり、なんとか中学校の最低出席日数を指導教育室で過ごし、卒業出来ました。

高校からは普通に学校生活をおくれましたが、、、

しばらく運動公園には近付かなかったのですが、

大人になり車の免許を取得したので久し振りに運動公園に行った事がありました。

その時にはもう色々変わっていて、雪捨て場も無くなり、道が整備され、立派な公園になっていました。

もちろんあの家も見当たりません。

多分撤去したのでしょう。

ただ気になるのは、あの祭壇が触れてはいけない物なら、入ってはいけない土地なら、

K市は入ってはいけない土地まで開拓したかもしれません。

それと関係あるかわかりませんが、K市は過疎化の一方をたどっています、

産業の衰退、人口減少、生活保護者の増大、治安、マナーの悪さ、

もし関係あるなら恐い事かもしれません。

ただKさんは何らかの形で攻撃してくるって言ってたのをちょっと思い出して恐くなってしまいました。

終わり

Concrete
コメント怖い
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uniまにゃ~様
コメントありがとうございます。
確かにこの体験で色々人生や考え方等変わっていきました。
人の冷たさや恐さもこの時(登校拒否の原因)から知るようになりましたし、だからといって卑屈にならないように応援してくれた家族の優しさもしる事が出来ました。
私にとってはこの体験は良かったのだと思うようにしています。
土地の神様は多分いるんでしょうね、私の見たものは分かりませんが、あれが邪のものならば私達は本当に無事では済まなかったような気がします。

また色々書いていこうと思います。
良かったらまた読んでくれたら嬉しいです。

返信

そういった体験が実は意味があったりするんですよね

本当はしなくても良い体験なのかもしれませんが
体験したことによって、考えたり、悩んだり、立ち止まったり、そして挑む
そうして人って成長していくんでしょうか。

その土地の神様…
きっと居るんでしょうね。
護ってくれたり、罰を与えてくれたりしなきゃ
私たちが、気が付きゃしないから
やっぱり見ててくれてるんだと思います。

返信

あゆ様

コメントありがとうございます。

私の住んでるまわりにはアイヌの伝説や逸話等色々残っている所がありますし。
近くの温泉街にはアイヌの民族資料館等があり…
アイヌの話は身近に感じられます。

私はこの体験まで、何も考えてない普通の中学生だったつもりですが…
この体験で人生が変わってしまいましたし。
色々考えさせられました。

もしかしたら本当に警告だったのかもしれませんね。
私だけ無事でしたが…
中学生活は地獄でしたし、ある意味私も罰を受けたのかなって思ってます…

また投稿したいと思いますので、その時も読んでくれたら嬉しいです。
ありがとうございました。

返信

不思議なお話ですね。土地には土着の神様が居るといいますね。開発のため人間の勝手な都合で
土地に踏み行ったことに神様?が警告したのでしょうか?(#゚Д゚)
作者様だけ無害だったのは何か見えない力に護られているのかも知れませんね(*゚Q゚*)ドキィー

北海道にはアイヌの方々のような先住の人が自然も神様と崇めていた土地と聞きます。

現代人も自然と共存して上手く暮らせていけたら神様もお怒りにならないでしょうか?

怖く不思議な考えさせられるお話でした。

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