短編2
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一番怖いもの

私は、先日彼女と別れました。

その、彼女と別れた理由は、すごく独占力が高く正直、鬱陶しくなったからです。

その彼女から、ある日、手紙がきました。

その手紙の内容は、「Kくん(私)大好きだよ。Kくんは、私の事嫌いなの?愛してるって言葉は、嘘だったの?Kくんは、いつも私の目をみて、話してくれなかったね。

Kくん愛してる」

私は、気持ち悪くなってその手紙を、捨ててしまいました。また次の日、また彼女から、手紙が届いていました。

その手紙は、切手が貼っていなかったので、直接届けにきたみたいです。その手紙には、彼女のものと思しき長い茶色の髪の毛と、一通の手紙が入っていました。その手紙には、「Kくんに、私の匂いを忘れてほしくないよ」と、書かれていました。

また、その次の日には、青いマネキュアを塗った爪と、また一通の手紙が入っていました。その手紙には、「Kくんが、可愛いって言ってくれた青いマネキュアだよ。私の爪無くなっちゃたぁ。痛いよ〜」と、書かれていました。

その頃には、私は、彼女に殺されるんじゃないかと思っていました。そのまた次の日、彼女から電話が、かかってきました。「今ね〜、Kくんの家の前にいるんだよ。」私は、びっくりして覗き穴から外を見てみると、真っ暗な景色が、広がっているだけでした。何だ、やっぱりいないじゃないかと、胸をなでおろしていると、電話の向こうと、ドアの向こうから、彼女の声が、

「やっと、私の目を見てくれたね」

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