短編1
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廃病院

これは私の母親の友人が実際に体験した話です。

東北地方S市にあった廃病院に肝試ししに行こうという話が持ち上がりました。

その病院は山にある訳でもなく、街の中にある物件なのです。

一昔前に潰れて、廃墟になっており、誰も近づかない、重苦しい雰囲気の場所でした。

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早速、その病院に向かった一向は中に入るや騒ぎまくり、中を探索しました。

そして、一向は「霊安室」を探し回ったのです。

やっと霊安室にたどり着き、部屋の中に入ります。

扉に貼ってあった御札を剥がして。

その時、いきなり扉が「ドンッ!」と鳴り、勢いよく閉まったのです。

もちろん、風も吹いてないし、人が強い力で閉めた勢いでした。

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なんとかスコップなどで扉を傷つけて脱出できました。

「もう怖いから帰ろう」

というメンバーの言葉に誰一人反対する人は居ませんでした。

車に戻り、市内の大通りを走らせていると、運転手が何かに気付く。

車のダッシュボードに何かがあったようで、運転手は青ざめていて、

「これ・・・・」

といって仲間に見せました。

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御札だったのです。

霊安室に貼ってあった御札です。

誰もそんなの持ってきていないのに、なぜか車内に。

急いで車の外へ放り投げたそうです。

その札はビリビリに破かれていたそうです。

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その病院は今は取り壊されて無くなりました。

でも、あの病院の近くにはまだ「出る」という噂が絶えません・・・。

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建物がなくなっても、彷徨ってる人達はいるんですね(+o+)
やはり、土地にい居つくんでしょうか??
気になりどころです。

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