先日、あることに気が付きました。
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鏡に映っている私は私ではないことに。
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私は幼い頃に、火事で目に火傷を負ったため、目に黒い火傷の痕があります。
しかし、鏡にそれは映ってはいませんでした。
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鏡に映っているのは私ではない。
これは誰だろう。
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ふとある考えが思い浮かびました。
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合わせ鏡のように目で目を見ればいいんだ、と。
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私は友人の目を見て、私を見ました。
私は、私の目を見て、私を見ました。
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それ以来、私は私なのかわかりません。
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ただ一つ言えることは
鏡は真実を映しません。
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興味のある方は、恋人の目でも、
家族の目でも、
友人の目でも、
見知らぬ人の目でも
覗いてみてください。
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補足になります。
私の利き手は右手ですが、
手を組むときは左手が上に来ます。
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私は幼い頃、鏡をひどく嫌っていたそうです。
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私は幼い頃、よく鏡に向かって
バイバイと言っていたそうです。
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もし、私と同じ人がいたら
ご連絡くださいますよう、
お願いいたします。
作者龍光寺