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短編2
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二幕「私が今までに経験した数ある中のひとつです…。」

あれは17年前の8月 連日、暑い日がつづく日でした。店に良く見えるKさんと午前1時過ぎ迄、話し込んでしまいー。「もぅ〜遅いから帰りますか?」Kさんと別れ歩き始めました「帰っても夕飯は無いからコンビニで弁当を買うか〜」そしてコンビニに着き弁当とお茶を買いコンビニを出て…すぐ右の狭い道を入ると人とぶつかりそうになり…「あっ!すいません。」公園横の狭い道です。「あれ?」「今、人だよなぁ〜」

狭い道を出ても…「人だよなぁ〜」考え…道を見ると私がコンビニの袋を持って歩く影が目に入りました。その左に後ろから来る影もー。「人か〜。」「でも変だこの影!」私の影は街灯が右や左に有れば影もいごいている。「この影!」「いごかない!!」耳をすましても「足音も無く…着いてくる〜」後ろを見る事すら出来ず…。街はまるで息をしそめている様だ。「人も居ないし車も来ない」「まだ、着いて来る…」その時、影は私と並んでいるのでは?「やばい!」私の歩く影は街灯の明かりで大きく右にうつるのに…「この影…まっすぐ…ありえない!」私は駆け出す事も止まる事も出来ない!「まじ!怖い〜!」

この日、家に帰る道がやたらに遠く感じた。

やっと「家に着いた〜」影の気配はまだ有る私の後ろに…ふるえるどころか夏なのに妙に寒かった「ポケットから家のカギを出し私は目をつぶり念じた。「家には具合の悪い年寄りがいます…」私の両親です「もぅ〜帰って下さい。」と…。

翌日、Kさん(この、Kさん凄い人なんです霊を見たり、霊と普通に話したり。)に話し…Kさん「知ら無いの?」「ひき逃げ事件だよ」以前、コンビニの前の道を渡ろうとし…お婆さんがバイクに引かれ亡くなった。ひき逃げらしい。

Kさん「引かれたお婆さんを公園の横の道に置いたらしいよ」Kさん「そのお婆さんと遭遇しましたね〜。」Kさん「匂いした?」私「しなかった…ただ、白い物にぶつかったかも?〜。」「それから、家に入る前に念じたょ〜。」Kさん「大丈夫だよ」「念じたのが、良かったよ」

でも私はその時…気がついた事が。子供の頃、よく夢で迷子になる夢を見た。歩いても歩いても…聞こえるのは私の息の音…家並みの灯りはみょうに冷たい…

背景は違うが…同じだ!「街が息をしそめているのが…。」

Concrete
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