四幕 「私が今までに経験した数有る中のひとつです…。」
今日もむし暑い1日だ…あれから一週間過ぎ。
K君から電話が「今夜、Nさんと行きますね」「逗子のスナックに9時に」
私は仕事を終え逗子のスナックに向った。
K君Nさんはカウンターで酒を飲んでいた。K君は私に気づき「こちこち…」手を上げていた。「今晩はSです」
三人で飲み始めた…K君が、先日の出来事を話し始めた。
私は余り気乗しなかった…。
Nさんは「ドアーにノック?缶が三度も落ちて〜消えた?」
「あんた達いい大人が〜なに、バカ言ってんの!」「誰かのイタズラよ」
K君は「本当だよーね〜Sさん」私は言葉が無かった〜。
K君が「じゃ来いよ家に!」「いいよねS」
私はK君に「あんまりムキになるなよ」「この話はやめよ」
しょせんその場に居なければ…みんな、信用しないさ〜。
私はこのNさん本当に霊感が有るの?
K君はタクシーを呼び、三人は私の家に向った。
そして、同じ用に椅子に座ったー。Nさん「この扉ね…大きいね〜」
「キッチンのコーヒー缶は…」「窓ガラスこれね〜」
Nさんはべらべら話し始めた「ここは、霊の道だよ」「良くないね〜」
『ちなみに、家を建てる時に神主を呼びお祓いをし…お札(三種の御守り)を玄関になる基礎に奉納して有る』
その時、玄関のドアがまるで足蹴りで「ドッドッーン!!」
私は「ドアーを開けるなよ!」
三人はア然…Nさんが話すと…。
ドアーが壊れるぐらいに「ドッドッーン!ガタガタ…」
Nさんは私の家に有る仏壇にいきなり大声でお経を…
それでもドアーはガンガンけっている!
私はNさんに「霊をおちょくるなよ!」
Nさんは震える声で「怖い…」「本当ですね…もぅ〜帰りたい…」
ドアーを開けなければ大丈夫だよ。
落着くまで居なさいお茶でも入れるからさァー。
家までK君が送るから安心しな。
…内心、私も震えていました…いったい何の霊なのか?
M君について来た霊か?
K君について来た霊か?
私なのか…?「貴方はどぅ思います?」
あれ以来…会わなくなった皆んなは?
M君は…昨年、亡くなりました。
K君は…噂ではヤクザになり現在不明。
Nさん…女性霊能師で一般の人達にアドバイスをしているとか?
私は引越し…新たな冒険の始まりです。
作者雪月花