「任せなさい!」
メタボな腹を揺らしドヤ顔で死神の肩に手を置いた。
「君は誰だYO!」
キューピッドはニヤリと笑い
「私の名はキューピッド!恋愛を司る天…」
アフジェイは「oh!デブで気持ち悪いおじさん天使ですね!」
キューピッドは顔を赤くして
太鼓のバチを手に取る。
「お、おじさん天使だと!舐めるな!我が天使の力を思い知らせてやる!」
アフジェイはクネクネ踊りながら
再びアンパン◯ンの曲を選ぶ
キューピッドは得意げにバチを回転させ「グフフ、アンパン◯ンの曲なら得意だ!」
そして曲が始まり両者バチを構える
「そうさ 嬉しいんだ 生きる よろこび
たとえ胸の傷がいたんでも〜♫」
アフジェイは目にも留まらぬ速さでリズムを刻む…が!
キューピッドはメタボな腹を激しく揺らしながら、アフジェイと互角に戦っていた。
「みよ!これが我の技!怒・涛・連・打!!」
ドドドドドカンドンドンカンカンカン!
アフジェイは汗を垂らしながら叫ぶ
「HO!私もいくYO!アフロ百烈連打!」頭を激しく振りながら太鼓を叩く。
ドンドンカンカンカンドドドドドドドドドドドドドドドド!
二人の戦いは激しかった。
「おい、カマ野郎。帰るぞ〜」
死神は疲れ果てた顔で
「帰りましょ、疲れました。」
俺は喜びながら
「格ドンファイターの、ステージ全クリしたぜ!」
死神は拍手しながら
「え!凄いじゃないですか!ブルースリーみたいなキャラで?」
俺は自慢げに「あったり前よ!これなら全国優勝を狙えるな!ゲラゲラ笑」
俺と死神はキューピッドを置いて家に帰った。
「まだまだー!楽園連打!」
「アフロ爆裂連打!HOー!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…。
二時間後…「はぁ…はぁ…なかなかやりますね〜」
アフジェイはぜぇぜぇ言いながら
「楽しかったYO…」
二人は互いに握手して後ろを振り返る
「ナイスな試合だっ…ってあれ?」
シーン…。
誰もいない…
ピーンポーン!
間も無く閉店のお時間です
ご利用ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
めでたしめでたし。続く。
作者SIYO