これは夢の話だから…面白かったから書きます。
一通り引っ越しの準備が終わり
夜中の2時くらいかな?ベットに横になって眠りに落ちた。
気付くと自分はサラリーマンが乗るようなグレーの乗用車の助手席に座っていた。景色は東京かどっかの都会?の中を走っていた。
多分、高速を走っているのだろう。ふと、運転席を見ると大男が運転している。後部座席を見ると若い女性が座っている。若い女性と目が合うと『初めまして○○さん、私は+々^6%2と申します』
聴き取れなかった。
『運転席に座っておられるのが閻魔大王でございます。』
確かに髭があり赤黒い服を着ている。若い女性が『これから地獄の入り口へご案内いたします。』
自分は夢の中で眠りについた。
『着きましたよ。○○さん。』
目を開けるとそこは木々が生い茂る山の中だ。目の前にはほら穴がありその入口にはかなり太い綱引きに使う綱ひもがあった。
『これが地獄への入口?』
『そうです。では、こちらへ。』
女性と閻魔大王の後を付いて行くとほら穴からはなんとも言えない異臭が漂っていた。
そこで初めて閻魔大王が口を開いた『最近の亡者は昔の亡者に比べて嗜好が大きく変わってしまった。どんな罰をしても喜ぶ輩が居てな…現世の世界ではMと言うのだろうな。』
正直、閻魔大王の話には興味は無かった。地獄への興味が湧いていた。やがて大きな扉の前に着いた。『ここからが地獄です。』
重々しい扉が開くと唖然とする景色だった。『ここはデパートになっている。デパ地下をイメージした。ここには罪人を裁く鬼達が生活している。』
閻魔大王は腕を組んでその景色を眺めていた。『○○さん、こちらへ』女性に案内され鬼達が生活している商店街的な所を歩き
閻魔大王の審判を見学した。
それはそれは重々しい空気が漂っていたな。次第にその女性と仲良くなり恋人感覚で地獄を見学していた。やがて、現世に帰る時がやってきた。自分はその女性と手を繋ぎ『また会えるかな?』
『また会えますとも…地獄で待っています。』次第に自分の体は透けていき彼女の流す涙が見えた瞬間に目が覚めた。起きたのは夜中の4時43分だった。
っていうか、『地獄で待っています』って地獄行き決定!?
作者SIYO