怖いというか、ちょっと不思議な体験をした話です。
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実家から離れた大学に入っていた私は、夏休みを利用して実家に帰省していました。
大学の休みは長く、特にやる事もなくなった私は、近所を散歩する事にしました。
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昔とあまり変わらない風景。懐かしさを感じながら歩いていると、ふと、小さい頃の事を思い出しました。
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何軒か隣の家のお婆さん。
毎朝、学校へ行く時に顔を会わせて挨拶してたっけなぁ。
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とはいえ、そこまで親しかったという訳でもなく、朝の挨拶以外では見かけた記憶も無かったのですが。
一応、お婆さんの家の前も通ってみました。
しかし、お婆さんの姿を見る事はできませんでした。
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散歩を終えて家に帰った私は、お婆さんの事が少し気になったので、母親に聞いてみることにしました。
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「あそこのお婆さん、まだ元気にしとるかなぁ??」
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「はぁ!?あそこのお婆さんって、何であんたが知っとるん!?」
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「何で知っとるんて、学校行くときに毎朝挨拶しよったけんよ。」
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「あんたが、挨拶しよったって・・・??」
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「・・・あのな、あそこのお婆さんはの、あんたが産まれる前に、亡くなっとるんで。」
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「えっ・・・マジで??」
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では、私が毎朝挨拶を交わしていたお婆さんは、一体何者やったんでしょうか。
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そんな、不思議な体験をした夏休みでした。
作者ビビり
とんだ長文駄文を、最後まで読んで頂き有り難う御座いました!!