初めまして、私は小谷 詩乃と
「あっ!なぁなぁ、あのカラス喧嘩してない?」
.....私の左隣にいるこいつは、笹野 裕也。
私の唯一の友人だ。
nextpage
「してるよな?」
「……。」
「…なぁ〜何で無視?」
「…うっせぇ。」
あぁ、あと私はとても口が悪い。
授業中なのにペラペラと、こっちの気にもなって欲しい。
「でも、詩乃ちゃんなら、そんなの授業一回くらい聞いてなくても大丈夫だろ?」
「もう少しで中三なの。大事な時期に授業聞き逃せないでしょ?」
「クソ真面目だなw」
「あ?今なんつ
…っ痛!!」
nextpage
先生に頭を小突かれた。
「おい小谷、何を窓にブツブツ唱えてんだよ。」
「すみません…。」
クラスにクスクスと笑い声が広がる。
私の席は、一番左の列、窓際の一番後ろの席だ。
その私の左隣にいる裕也。
もうお分かりだろう?
私の唯一の友人、笹野 裕也は
nextpage
幽霊だ。
作者枝垂
枝垂です。
部活帰りにハッ!!っと思いついた創作怖話です。
…怖さが仕事をしていませんね(笑)
シリーズ作品にできたらと思っています。
読んでくださって有難うございました。
それでは!