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短編2
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オカン

全然怖くないですけど感動した話なので投稿します

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これは小学生の時からの友達の話

一年位前に小学校の同窓会があった

そのときに久しぶりにソイツと会った

俺達はお互い双子ってこともありまぁ仲がよかった

今はお互い仕事もしてて遊ぶ時間も無いため連絡もとっていなかった

ソイツは今美容師をしており大変らしい

同窓会も無事におわり俺は他の友達と二次会に行くことになった

そこである噂を耳にする

「アイツのオカン自殺したらしいよ」

「え、そーなん?」

俺は聞こえていたが噂なので聞こえてないふりをしていた

後日ソイツから連絡が来た

「飯いかね?」

「エエよ!」

予定を合わせご飯を約束した

約束の日

ソイツとご飯を食べてるときに噂話の事について触れてみた

俺は不謹慎だとも思ったけど俺もソイツのオカンには世話になったし噂であって欲しいと思ったため確認したのだ

俺「なぁ…」

友「うん?」

俺「この間の同窓会でこんな噂があってんけど本間なん?」

俺「もちろん噂であって欲しいから確認してんねんで」

友「あーマジやで」

俺「………ごめん」

友「俺こそ言わんくてごめんやで」

友「変に気遣わしてごめんやで」

俺「それよりお前今大丈夫なん?」

友「全然大丈夫やで、俺も今働いてるし双子の兄弟も大学やめて仕事してるし」

俺「そーなんや、何でも言ってな」

友「おう、ありがとう。ってか何で美容師なろうと思ったか教えたろか?」

俺「うん」

友「元々オカンが美容師やってん。んで自殺してオカンの荷物整理してると俺の名前が書いてある小包があってん。それ開けるとなオカンが仕事で使ってたハサミが入っててん。多分俺が小さい頃美容師になるって言ったのを覚えてて残してくれててん。」

俺「そーなんや、じゃあオカンの分までがんばらなな」

友「まぁな!俺オカンに親孝行できへんかったからオカンの跡継いで美容師なろうと思って。ほんで今オカンの働いてた美容院で修行中。」

俺「俺の髪の毛も切ってや」

友「任せろ」

友「こんなん信じてもらえるかわからんけど最近オカンの声がきこえてくんねん。「頑張れアンタなら絶対できる。それからありがとう。」って」

俺は久しぶりに泣いた。

友「何で泣くねん。でもありがとう」

今もソイツは朝早くから夜遅くまで練習してるそう

俺もソイツを心の底から応援します

終わり

最後まで読んでくださってありがとうございました。

怖くないですけど実話で感動したので投稿しました

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