【重要なお知らせ】「怖話」サービス終了のご案内

短編2
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ある小さな店で不気味な商品を道端で販売していた男がいた。

男は売れないことを知っていながらも商売を続けていた。

毎日、毎日。

こんな不気味なものを道端で売っても誰かも不気味がって声をかけてくることはないからだ。

でも、男はその日いっぱいは外で販売していた。

価格は6桁で。

閉店の時間なり、男が店をたたみ、自分の商売である店に帰っていく。

そこに、一人の女性に声をかけられた。

「すみません。噂で聞いたのですが、ここに毒殺できるものはありますか?」

いきなりの発言に男はとくに戸惑う様子も見せず、「はい、ありますよ」と、男は頷いた。

女性が求めているものは毒殺に使う薬物だった。

男はポケットから人差し指ほどのサイズの瓶を手渡す。瓶の中には赤い粉のようなものが瓶の中を埋めるようにして入っていた。

女性はそれを手に取ると、嬉しいながら去っていった。

そこに、店の奥から出てきた少年が尋ねた。

「なんで、あの薬をやったんですか?」

「いえね、私が持っていても、仕方がないのですよ」

「まだ試してもいないのに」

「まあ、見ただけでわかりますよ。あれはね」

男は少年の横を通り抜け、店の奥へ入っていった。

少年はため息をつき、男の後をおっていく。

翌日のニュースで、昨日の女性が映し出されていた。

しかも、死亡したのは昨日の女性だった。

「やはりね」

男は苦笑いを浮かべ、男がいれた特性の紅茶に舌を楽しんでいた。

少年は再び、ため息をつきながら店にあった試作品であった薬を処分した。

「こうなると分かっていたよ」

男は紅茶が入ったコップをテーブルの上に置き、少年に言った。

少年は黙ったまま、試作品の残りがないかを探しながら処分していた。

警察にばれるのも、失敗だったのも隠すために。

Concrete
コメント怖い
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文章が酷いから内容が理解できない。
投稿する前に見直さないと駄目ですね

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