霊的な物か分かりませんが、実話です。
10代。
青春真っ盛りの時代は、兄貴の影響?周りの影響か、バイクが好きになり、気付けば暴走族というものに憧れ、ハマったら一直線、チームまで立ち上げてやっていた。
その時のお話。
中学は中途半端に不良で過ごしてた。
高校に上がった瞬間、運命の二人に出会った。。。
AとBの2人としよう。
Aは、地元の中学の時に頭を張ってて、人望も厚い。そして喧嘩も強くてカリスマ性を持っている。
Bは、Aの幼なじみ。可愛いキャラだが、平気で人を刺す、いわゆる基地外キャラ。
その2人と気付いたら親友の間柄になり15人程の暴走族を作っていた。
皆でバイクをいじり、毎日のように一緒で、夜は集会と喧嘩。毎日が何が起きるかドキドキの毎日だった。。。
という暴走族の話はさておき、AとBとの事だった。
AとBはずっと仲良かったが、いつしかBはAに嫉妬?をするようになってきた。
Aの周りは自然に人が集まる。
Bは自分の周りに人が集まらないのにイライラし始めて、無いなりの頭で反抗し始めた。
Bが持ってる物。
そう、基地外差。
仲間内だろーが、刺したり脅したり、恐怖政治で仲間を集めた。
いつしか、カリスマ性をもったAの周りからも恐怖で洗脳し、Aの周りに人を集めさせなかった。
幼なじみで仲良かったが、嫉妬がいつの間にか憎悪に変わっていた。
何でもかんでもBはAを追い抜く、出し抜く事に必死だった。
そんな状態が数年続き、暴走族というのも卒業位の歳になった時、それは起こった。
Bが殺された。
基地外で有名だったのが凶と出たのか、
「殺さないと殺される。」
Bは、女関係のもつれで、ビビりまくった相手のシンナー男に、腹を刺されて死んでしまった。。。
自分で周りを恐怖で抑えつけてたのが仇のなったのかもしれない。
その後色々あったが、割愛。
しばらくして、死んだBの追悼集会をしようという事になった。
もちろん、幼なじみのAが言い出した。
皆、ヤル気満々になった。
死んだらやはり悲しいし、Aにとっては途中逆恨みのようになってても、幼なじみは幼なじみだから。
皆、思い思い、頑張って作り上げた単車で集合!
Aは、Bがこの世に残していった単車に乗ると。
感慨深い。
皆集合して、Aはガソリンが入ってない事に気付き、私とガソリン入れに行く事になり、二台でガソリンスタンドに走り出した。
「ガッシャーン!!!」
その時起きた。
私の目の前でAの乗った単車がトラックと正面衝突。
バイクは大破。
しかしAは、奇跡の火擦り傷で済んだ。
Aは言った
「死んでも俺には自分の単車に乗って欲しくなかったんだな。。。」
Bの怨念が残ってたのか。。。
私はAに言った
「死ななかったのはBの少しの優しさかもね。」
あんなに広い道の直線道路でトラックと正面衝突なんて、事故るわけが無い。
やはり人の念って物に残るとかあるのかなあってこの一件で思いました。。。
30過ぎて、未だに見た事の無い私の体験談でした。
完
作者オー寒
完全実話の怖い話か分かりませんが、幽霊とかの存在が一番身近に感じた体験談です(笑)
普段字も大して書かないので、駄文にはご勘弁をm(._.)m