千夏は、学校に来ても今までのように絡むことが少なくなった。
お互いに違う部活動、クラスも違う…ということもあり、なかなかちゃんと話せないでいた。
モヤモヤが残りつつも、厨ニ病の弟に相談すると、
「千夏ちゃんから姉ちゃんに電話あったから、知り合いのすごい人紹介しといたーー。
千夏ちゃんの話す声に紛れて、ボソボソと喋り声聞こえて煩いからーー。」
う、うん。弟は行動が早かった。
うちの家系は父親方に問題があると、5人の霊媒師さんに言われていた。
最初の2人目までは、びっくりしてたけど、後の3人は、
あーー、またかーー
としか思わなかった。
弟は、そのうちの一人の霊媒師の師匠と仲良くなったらしい。
「あんた、弟子入りするの?」
と冗談で聞いたつもりが、弟にゲンコツされた。
「千夏ちゃん、ヤバイよ?」
そう真顔で言われて、あの時の悪寒が戻ってきた。
千夏は、霊媒師さんのとこに行って相談したらしい。
全て終わるまで、誰にも喋るなという約束のもと。
私にも教えてくれず…でも、段々と千夏が元気になっているのが分かったから、
何も聞かずに我慢していた。
でも、人間て怖い。
それを実感したのは、10月11日のこと。
作者みたり
少しずつ、進んでます(^_^;)
すこーーーーしずつw