高校二年の話。
秋になり、一番過ごしやすい季節になった…と思っていた矢先、親友の千夏が問題を起こした。
「あの祠の中、見ちゃったんだよね」
「え?あそこの?」
私の高校は男女交際禁止、下校中も先生達が生徒の立ち寄りそうな場所を何回も見回り、
交際が学校にバレると停学…。
異性の友人と二人でいたとしても、
どこから見ていたのか、校内放送で呼び出され…
そんな高校だからこそ、逆に生徒たちはいろいろな場所を探す。
特に放課後の時間は、恋人と二人きりでゆっくり話せる場所をキープしてる人が多い。
千夏は、夏でも木陰で涼しく、風通しの良い場所を恋人である先輩と見つけたらしく、
私を連れて行ってくれた。
長い階段を登り、後ろを振り向くと、高校も街も小さく見え、涼しい風が吹き…
「わーーーー!」
という、なんとも情けない感想しか言えなかった。
こっちに座れるとこがあるからと言われ、ついていくと、目の前に祠が。
鳥肌がブワッとなったのは、今吹いた風のせい?
「ねぇ?祠あるけど?神様の前でイチャイチャしないでよ〜w 」
「いやいや、いつもは祠の見えないもっと奥にいるからwつか、こんなとこでイチャイチャしないから!w 」
「こんな場所があるなんて知らなかったなー。私、地元なのに〜」
「先輩と何もすることなくて喋りながら歩いてたら、ここ見つけたんだよねー。
他の子とも会わないし、いい場所だわ〜」
なんて、いろいろと話しながら、来た道を戻って行く。
階段を数段降りたところで、
ふと後ろを振り向くと、景色が白くモヤモヤしているように見えた。
ゴミでも入ってコンタクトに付いたかな?
と目薬をさして、また見てみるともう白いモヤモヤはなかった。
作者みたり
うーん…長くなりそうです。
前置きだけで終わりました(^_^;)
初投稿なので、いろいろとよく分からないです。
優しく見守って下さい(╯•ω•╰)