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この話は
自分の中で
やっと消化できたので
話していきたいと思います
タイトル「DVD」の続きとなり
また、その話を書こうと思った
キッカケです
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夢を見た
Tが出てくる夢だった
どこかの河川敷を
2人で歩いていた
昔のような恐怖などは全くない
楽しく話をして
笑い合う
「最近どうしてたよ?」
「俺は〜・・・」
お互いの近況を話したり
あの時はこうだった、ああだった
本当にたわいのない話をしていた
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長い時間を歩いて
過ごした気がする
周りは昼間だったのが
段々と日が沈みはじめ
夕陽の鮮やかな
夕方の河川敷で
Tが
ふと話を変えた
T「そういえばさ
色々と酷いことをしたよな
本当に本当に悪かったよ
済まなかった
どうかしてたんだ」
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急に謝罪をし始めたTに
私は戸惑った
私「どうしたんだよ急に?」
T「お前には謝っておきたくてさ」
私「そうか」
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そう言うとTは川に入っていった
Tが向こう岸に手をついた時
私は目が覚めた
後日
友人からTが
自殺したと聞いた
調べたら新聞にも載っていた
最後に謝りにきて
さよならを言いにきたTの
笑顔はとても晴れやかでした
作者T-HIRO
幽霊や心霊は怖いだけではなく
寂しかったり悲しかったり
嬉しかったりすることもあります
今回の話はそれを伝えたいと思い
大切な友人の話を書かせていただきました