昔友達から聴いた話。
その友達の家は、近くに霊園がある所で、近くにはセブンとかしかない、ちょっと寂しい場所。
その友達を仮にAにしましょう。
Aは霊園で遊ぶことが多かったらしいのですが、ある時、その中にある雑木林に友達数人と入って遊んでいた所、奥の方にトンネルがある事に気づいたらしいのです。
A「あそこにトンネルあるけど入ってみね?」
友達B「別にいいけど」
友達C、D「うん」
みんなの了承があったので入ることにしました。
といっても、仮に了承がなくても入ろうとしてたらしいです。
トンネルにいざ入ろうとすると草木が邪魔で入れません。
そこで1回撤退して昼ごはん食べた後に、各自ハサミを持ってAの家に集まることになりました。
午後トンネルの前に着いて、ハサミで草を刈、道を作っていざ出陣。
トンネルの前には看板が立ってて「危ないので立ち入り禁止!!」と書いてあるけど、構わずGO!
中に入ると電気がなく暗い道がただただ続くばかり。
みんな無言で緊張感を張り詰めて歩いて居たのが、何も無いと知るやいなや「何もないじゃん」と笑いながら「別に怖くねーよ。」と口々に言い合いました。トンネルの中間付近にテニスボールが落ちてたので、数人の中の誰かが奥の方に投げたのですが、落ちた時の音がしない。
「あれ?ボールどこいった?」
「どっか飛んでたんじゃない?」
「でも音がしないのは妙だろ。」
そんな事を言いながら出口についた。
出口についても看板以外何もない。
何だこんなもんか。なんていって達成感のないまま入口に戻ろうと、またトンネルに戻りました。するとその中の1人が「なぁあの看板、入口にも無かった?俺あの看板に鼻くそくっつけたんだけど、出口のやつにもあったような......」そこでもうみんなザワザワしたんだけど「見間違いだろ」って片付いた。
そんな話してたら後ろの方で、「ドーーンドーンドンドンドンポンポン」みたいな音が聞こえてみんな一斉に振り向いたらテニスボールがそこに転がってるが見えて。シーンとなった後みんな無言で入口に早足。
入口について「アレなんだったの?」とB。
「分からんよ」とC。
みんな少し興奮気味で、話してて。
Dが「ねえ、みんなで写真撮らない?」
っていってみんな賛成してトンネルの前で写真撮った。
その写真にはA,B,C,Dが笑顔で写ってるんだけど。
Aの後ろらへんにちょうどボールが落ちる瞬間移り込んだ物と、看板に乗ってたDの上に知らない、顔がやたらと怖いオッサンが写りこんでたんだって。
作者片隅
こんちには、こんばんわ。
どうも片隅です。今回も実話で実際に友達から聞いた話です。
その霊園は僕も知ってるので、何回も雑木林に行っているので、トンネルがないか調べたんだけど、結構前に取り壊されちゃったみたいなんだよね。
ほんとにトンネルなんかあったのかな?なんてほかの人にも聞いたら、昔あったって言うんだよね。
そこのトンネル結構おかしな事が頻繁にあったんだって。
なんせトンネルの上が墓だからね。そりゃね。