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短編2
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はしゃぐ少年

これは、私が体験したお話です。

一人暮らしを始めたばかりの頃。

奇怪現象を見てしまったのです。

私は異質体質で、『視えないのに憑かれやすい』と言う体質らしく、よく「霊障」で霊を感じ取って居ました。

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霊障と言っても、片側の肩だけ異様に凝ったりする程度で、

本当に霊が居るか半信半疑だったのです。

この事件に遭うまでは。。。

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事件があったのは20××年2月15日

引っ越して3ヵ月が過ぎ、一人暮らしに慣れてきた頃でした。

前日の夕方に寝てしまい、その日はなかなか寝付けませんでした。

私は寝る事を諦め、携帯の短編小説を読み始めたのです。

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少し目が疲れたので一息ついた頃です。

飲み物を飲みつつ時計を見ると午前3時

「もう3時かぁ。。。」

と独りでにぼやいた事をはっきり覚えています。

「小説のキリもいいし、このまま寝よう。。。」

蛍光灯のボタンをOFFにして、布団に入りました。

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数分たった頃です。

携帯のバイブが鳴りました。

バイブの設定から、友達からの連絡とわかり、ベットサイドから携帯を取って画面をつけた瞬間。

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shake

ダダダダダダダダ

と、自分の部屋を誰かが走り回る音が聞こえたのです。

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「えっ!?」

と驚き、とっさに持っていた携帯画面で部屋を照らしました。

すると、

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ヒュー。。。ボフッ! !

と誰かが私の体を飛び越え、ベットの奥側にジャンプしたのです。

突然の事で動けませんでした。

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部屋は暗く、携帯画面の明かりによって人が居るかが判別出来る程度。

ベットには黒い影が1つ、自分を見下ろしていました。

背丈的に小学生でしょうか。。。

その影は。。。

暗くて見えるはずの無い白い歯を三日月型にしながら

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「アハハハハ」

と笑い、私の隣に潜り込んできたのです。

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驚きベットから起き上がるとその少年は傍らには居らず、電気をつけ、部屋の中を見渡すが、少年は居ませんでした。

不審者が来たのかと怖くなり、部屋の鍵を全て確認しましたが、家の全てにはしっかりと施錠がされていました。

部屋に誰かを招いた事は無く、知り合いにその頃合の少年の居る家はありません。

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あの少年は一体どこから来て、どこへ行ったのでしょうか。。。

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