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中編3
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英語の補修

俺が中学生だったころの話。

英語の成績がろくでもなかった俺は、よく補修を受けていた。

先生も工夫をしてくれて、個々人が興味を持てるように補修をしてくれる

(逆に言えば、それだけ下位の少人数に入っていたってこと)

都市伝説好きな俺は、例えば「OK」の由来は「オールコレクト(All Correct)」だとか、イルミナティのスペルを逆にするとどうだとか、そういう英語は知っていても、テストの英語は苦手だった。

だから先生も、都市伝説をつかって英語の補修をしてくれた。

一番印象に残っているのが「助動詞」のところ。

助動詞は意味が分からないので特にやる気がなく、先生も困った様子だった。

先生「You shouldn't touch lady you don't know, or you will be arrested for molestation.

これは、"あなたは知らない女性に触ってはいけません。そうでなければ痴漢で捕まります"という意味です。

touch触るという動詞の左隣に来ているshouldが、「~~すべき」を表す助動詞です。」

俺はその間寝ていた。

そして先生が持ってきたのが、今でも思い出すだけで怖いサイト。

家に帰ってパソコンでアクセスすると、大きく「http://you-should-not.click」と出ている。

clickは「クリック」。つまり適当にクリックしろということだと勘違いし、リンクというか広告というかみたいのを適当にクリックしていった。

一番上は政治、宗教団体のホームページに飛ぶリンクだった。

二番目、三番目・・・と、ポルノサイトや募金サイト、企業のオフィシャルサイトなど、様々に飛ばされた。

先生は俺に何をさせたいのだろうか。

しかし、あるボタンを押しているときに、突然PCの電源が落ちた。

いや、真っ暗なサイトなだけだ。その証拠にマウスポインタはしっかり映っている。

サイトを閉じようと、マウスに触れた瞬間、マウスがなんとなく濡れている。

濡れているというか、べたべたしている。

俺が汗っかきだからだろうと自分に言い聞かせた。

マウスを動かし、サイトを閉じようとしたとき、

shake

「私のこと嫌いなの?」と声がした。

今度は聞き違えではない。俺の後ろで、確かに女性の声でそう言っていたのだ。

凍り付いた。いつもはパソコンがフリーズするのに、今日だけは俺がフリーズしたのだ。

動かない首を無理に曲げて声のした方向を振り向くと誰もいない。

ラインで先生に相談しようと、再びパソコンの方向を向いたとき、カメラ機能が立ち上がっていた。恐怖にこわばる俺の顔が写っていた。

慌てて強制終了のボタンを押そうと思ったら、間違えて撮影のボタンを押してしまった。

そして、体が金縛りにかかる。今度はスピーカから音が聞こえる。

「自撮りツーショットにつきあってくれて、ありがとう。」

え?俺しか映ってないけど!?

そういって、パソコンの電源がひとりでに落ちた。

ここで夢が覚めた。なんだ、夢だったのか。

次の日先生にこの体験を話した。先生は言う。

「これで、You should not click.の意味は分かったでしょ?

"クリックすべきではない"という意味です。」

家に帰って、パソコンの画面を開くと、デスクトップの背景が変えられていた。

shake

夢  の  中  で  撮  っ  た  写  真      女  性  の  顔  と  一  緒  に

Concrete
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こ、怖いっす!!!⁽⁽◝( •×• )◜⁾⁾

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