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短編2
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十三階段

霊感の強いうちの友達から聞いた話です……

ある男の人が引っ越しをしようと安いマンションを探して色んな店をまわっていました。

しかし何処も高い所ばかりでいい条件の場所が無く、段々気持ちの中で諦めが生まれてきた時です。

何軒目かの店で激安の古アパートを見つけました。

何処にでもありそうな二階立てのアパートで、しかもトイレと風呂付き。

これ程いい所は無いと男は喜びましたがお店の人の話だとそこは十三階段という訳ありの場所で2週間以上住んだ人はいないとの事…。

しかしここを逃すと次が見つからないと思った男は思い切って契約に踏み切ってしまいました。

数日後、男は本格的に家具等をアパートに入れました。

男の部屋は例の階段に一番近い二階の部屋。

条件のいい所に住めた事で男はご機嫌でその日を過ごしました。

しかしその日の夜、男は不可解な物音に目を覚ましました。

コツン…コツン…コツン

外の階段から足音が聞こえてきました。

一人の人間が階段の一段目だけを上り下りしている様な音…。

男は音が気になり眠れないので階段を見に外に出てみましたが、そこには誰も居らず辺りはただ静まり返っているばかりでした…。

次の晩、また足音が聞こえました。

今度は二段…。

しかも足音が増えています。

2人になったのでしょうか…??

…そんな寝るに寝れぬ夜が何日も続き段々男は怖くなっていきました。

そしてとうとう十二日目に友達相談しました。

友達は半信半疑で、とりあえずその日の夜は友達2人を誘い三人で寝ることになりました。

…夜、また足音が聞こえて来る。

以前にも増して人数が多い。

恐らく今までの感覚から上る段数が1段増える事に1人増えるのでしょう。

友達はみなその事実 に興奮し、同時に恐怖を感じました。

そしてとうとう十三日目…。

昨日の事に恐れを抱いた友人2人はその日の夜も男の家で過ごす事にし、念の為沢山の御守りを買い込み男に持たせました。

御守りがあるから大丈夫だろうと安心した友人達は男を残し違う部屋で寝てしまいました。

その晩。

コツコツコツコツ

大勢で階段を上り下りする音が響きました。

コツコツコツコツ

一段一段を踏みしめて近づいて来る…。

コツ…

とうとう部屋の前で足音が止まりました。

(絶対来る!!!)

友人達は恐怖で身動きが出来ません。

コンコン……

ドアをノックする音…

すみません字数が足りないのであと少しですが次回に回します

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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