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中編3
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夜中の訪問者

これは、友人の家に泊まりに行った時の話です。

私は友人にいつか泊まりに行くと約束をしていました。

友人はその頃から一人暮らしをしていて私は一人暮らしをするのが夢だったのでどんな物なのか知りたくて泊まりに行きました。

その日は二人とも休みをとり朝からずっと家にいました。

友人の家は、とても大きい訳ではなくあともう一人来たら狭い部屋でした。

「やっぱ、これくらいで手一杯なのか?」

さすがに私は一軒家育ちだったからここまで小さいと思いませんでした。

「まー、家賃やら食費やらでこれくらいで一杯一杯だな」

「へー」

一人暮らしはすごく自由だと思っていましたが、つらい事が多いんだなとその時実感しました。

それからはたわいもない話をしていると、いつの間にか夜でした。

「もう夜じゃん、俺飯買ってくるけどなにがいい?」友人が立ち上がり聞いてきました。

「っえ?いいのか?金あんの?」

朝に聞いた話から心配になり聞きました。

「それくらいは大丈夫だよ」

笑いながら言ってきました。

「じゃー、安いので良いよ」

やはり、そうは言っているが気を使いました。

「わかった。寛いでてよ。」

「おう」

友人は食い物買いに行ってるときは漫画やテレビを見てました。

そうすると

ピンポーン・・・

チャイムが鳴りました。

出ようか迷いましたが、何回も鳴ったのでさすがに出ないと思い、出ました。

「はい?」

そこには四五十歳のおばさんが居ました。

「あのー、○○さんですか?」(○○は友人の名前です)

はっきりした声でした。

「すいません、私○○友人で今出掛けてています」

「そうですか、また後程来ます。」

そうするとおばさんは家をあとにしました。

それからまもなくして友人が帰ってきました。

「買ってきたぞー」

「ありがとうありがとう」そして、さっきあったことを話しました。

「さっきさ、お前が買い物行ってるときだれか来たぞ?」

友人は考えてました。

「たぶん、大家さんだよ」「ふーん」

そんな感じでその話は終わりました。

その時にはもう11時過ぎていたので飯を食べ終えたあと布団を敷き。

寝っ転がりながら話しました。

深夜2時を過ぎたぐらいに友人は寝てしまいました。私も友人が寝てから少し経ったぐらいに寝ました。

ですが、一時間も経たないうちに起きました、なぜかその日はなかなか寝付けませんでした。

その時です。

ピンポーン・・・

チャイムが鳴りました。

その時は深夜3時過ぎ

友人を起こそうとしましたが起きませんでした。

その間にもチャイムは鳴ってました。

仕方なく、私が出ました。「はい?」

そこには、夜中に来たおばさんでした。

「すいません、○○さんですか?」

夜中と同じ質問でした。

私の顔を覚えてなく、年だから仕方ないと思いました。

「おばさん、今深夜3時だよ?明日にして」

寝付けないし、深夜に訪れる。色々とあり少し怒り口調で言ってしまいました。「ごめんなさい、また後程来ます」

そう言っておばさんは去りました。

私はその後布団に入り寝ました。

朝、起きるて友人にその話をしました。

「3時にまた、来たよ」

「3時に?」

さすがの友人も驚いていました。

「なんで3時なんだ?その人って60ぐらいのおじさんだろ?」

友人が私に聞いてきました「おじさん?」

それを聞いたとき私は驚きました。

「四五十歳のおばさんだよ、来たの」

「へ?」

友人はきょとんとしてました。

「四五十歳って、俺は知らないぜ?」

「じゃー、誰だよ?」

「知らね」

話はそこで終わりました。ですが、自宅に帰ってから思い出してみると

あのおばさんに足があったか覚えてません。

そして何日かした時、友人からメールで実家に戻ったそうです。

その理由は聞きませんでした。

怖い話投稿:ホラーテラー 海鮮丼大盛りさん  

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