母親から聞いたふたつめの話です。
これは、一番下の中1の弟が体験した話です。
〜ふたつめ〜
弟(以後Tとします)はいつものように0時過ぎに布団に潜り込みました。
しばらくは携帯を弄っていたようなのですが、次の日が学校だったため2時前には寝ようとしたみたいです。
目を瞑り、少し微睡んできたので寝返りをうとうとしたのですが、体が動かない......俗に言う金縛りですね。
Tは、目を開け動かない体を必死に動かそうと頑張っていたのですがやはり動かず、諦めてこのまま寝てしまおうと目を瞑ったそうです。
その瞬間、耳元で
『....良かったね....』
と、か細い女の声が聞こえTは驚き体を起こしました。
もうその時は金縛りが解けていたようで、普通に状態を起こし辺りを見回したようですが、何もいません。
流石にTは怖かったため、自分の部屋を飛び出し母の部屋へ逃げ込んだみたいです。
母は真っ青になったTの顔を見て、何事かと聞くと上の話をされたみたいで、始めは信じていなかったのですが、Tがあまりにも必死だったために信じてあげたようです。
母の布団に滑り込んできたTは、母に
「廊下走って来るとき
『待って......』
って聞こえたから、余計怖かった.....」
と伝え、そのまま寝てしまったそうです。
母もすぐに寝たみたいなのですが、朝起きた時部屋のドアが開いていた事に少し驚いたみたいです。
『Tが思いっきり閉めた筈なのにね。』
とゆう母の最後の一言が一番怖かったです。
乱文失礼致しました
怖い話投稿:ホラーテラー イヴさん
作者怖話