誰も知らない黒くて大きな部屋があった…
そこには沢山の生き物が生息していた…
一つ一つが孤独な生き物…次第に生き物達は触れ合い大きな塊になった…
大きな塊はとても暖かく次第に強固なモノへと変化した…
大きな塊に取り残された小さなモノはそれを疎み次第に憎む様になった…
今度は小さなモノが大きなモノとなり塊にキバを向き少しずつ少しずつ傷付け、やがて大きな塊は悲鳴を上げはじめた…
剥がされ傷付いた塊はやがて消え去り残された塊はとても悲しんだ…
どうして…どうして…
それでも小さなモノは攻撃を止めるコトはなく、やがて大きな塊は小さく萎んでいった…
攻撃を終えた小さなモノ達は部屋を立ち去り、また新たなモノが部屋を訪れる…
終わらない攻撃は今日も塊を小さなモノに変えようと現れる…
どうして…どうして…
作者退会会員
争いは嫌いです。怖話は大好きです。