実家にいる両親が旅行にいる時に
猫を私の家で預かった時のお話です。
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うちの猫はサクラ
子猫の時に家にやってきて
先代の猫が死んで数ヶ月経ってからやってきた
女の子なのに気が強くて
蛇を拾ってきたり
鳩を食べたり
雀を食べたり
モグラで遊んだり…
とにかくお転婆猫だった
そんなお転婆猫がうちに来た時の話です
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両親が3泊4日で旅行にいっていて
いたずらもせず最終日の深夜
次の日が休みだった私は
深夜までテレビみたり
友達と電話をしていました
時刻をみると既に2時すぎ…
流石に寝るかなーと思い電話きり
サクラをみると
ものすごい格好で爆睡
初めて会った時は手の平サイズで可愛かったのに…
今じゃかなりでかい
そんな風に思っていると
サクラがバッ!と起きた
飛び出すかのように
玄関にまっしぐら。
玄関の前に行くと
全身の毛を逆立たせて
ヴゥゥ!!!!とかなり威嚇をしている
するといきなり玄関の明かり着きました。
その瞬間
ミャァァァ!!!!と異常なほど激怒
うちの玄関は感知センサーで
玄関内に人が立たない限り電気はつきません
明かりがついた時
扉の先をみると何かいるのです
人の背丈ほどで黒いシルエットが
ゆらゆらと揺れています
サクラのおかげなのか
玄関で揺れているだけです
シャーッ!!!!とサクラはずっと威嚇をし続けて
黒い影はすーっと消えてしまいました
サクラ!と呼ぶと
こちらを向いて走ってきます
ありがとうねと言って撫でると
ゴロゴロと気持ちよさそうな顔をしています
あれは一体何だったんでしょうか
翌朝玄関の盛り塩をみると真っ黒になったいました
きっと良くない物だったのはなんとなくわかりました
気が強いサクラだったからこそ
黒い影を追い払ってくれたのだと思います
あれ以来、今のところ黒い影はみていません
作者とっぽ