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これは私が中学2年生の時の話です。
駄文ですが、どうかお付き合い下さい。
ではどうぞ。
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暑い夏の1日。
その日は気温が30度を超え、特に暑い1日でした。
いつものように授業を受け
放課後となりました。
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私は部活に所属していましたが、
その日はテスト週間で部活をせず
一斉下校するという日でした。
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どんどん帰っていく生徒達と共に
私も帰ろうとしたその時…
『Mー!ちょっと待って‼︎』
私の友人のRが声をかけてきました。
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どうしたのかと尋ねると、
誰もいなくなった教室に残り、みんなで怖い話をして暑さを吹き飛ばそう。
と言うものでした。
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私はその類が好きだったこともあり、
すぐに ”いいよ”と返事をしました。
それから少し友人達を誘い、
結局集まったのは私とRを含めた7人でした。
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もう誰もおらず、先生達もいなくなったので
教室に入り、椅子を丸く並べて座りました。
Rが声をかけ怖い話は始まりました。
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ひとりひとりが体験談やネットで調べた怖い話をしていく中、私は元々霊感というものがあるので自分の体験談を話しました。
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時間も経って、薄暗くなってきた頃
トン…トントントンッ…
どこからか歩くような音がし始めました。
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みんなには聞こえていないようですが
私にははっきりと聞こえているのです。
トントン…トントントン…
みんなが話している間もずっとその音はなって
おり、少しずつ早くなっていくのです。
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shake
ドドドドドドドドッ…
さっきまでの音とは異なり
こっちに向かって走ってくるような音に変わりました。
何かがこっちに来ている。
逃げないとヤバイかもしれない。
直感でそう感じた私は
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『もう帰ろう!!』
そう言ってみんなを帰らすように促しました。
友人達は私がそういった物が見えることを知っているため、
私の強張った表情を見て
すぐに理解し解散となりました。
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みんなが教室から出て行き、
最後に私とRが出ました。
他のみんなが出て行って30秒もたたなかったはずなんですが…
私とRが出た頃にはもう誰もいなかったのです。
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『あれ…』
教室から階段まで少し距離があるので
そんな短時間に移動出来るはずが無い。
それにすぐそばで友人達の話し声が聞こえていたのです。
しかしその声も私達が廊下に出た瞬間、
ピタッと鳴り止みました。
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さすがに気持ち悪くなった私は
『走って帰ろう!!』
そうRに伝え2人で走りました。
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ようやく階段にたどり着き、
階段を降りようとしたその時
ドドドドドドドドッ
まあぁああてぇえええ〜っ
走る音と共にものすごい低い声で
叫ぶのが聞こえてきました。
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R『キャー‼︎』
横でRが叫びました。
『振り返るな!走るよ!』
そう言ってRの腕を掴んで無我夢中で走りました。
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やっとの思いで昇降口につき、
靴を履き替えて外に出ました。
もしあの時もう少し教室を出るのが遅かったら。
もしあの時追いかけてきた物に捕まっていたら。
そう思うとゾッとします。
作者みのむし
話がまとまらず、長くなってしまいました。。
すいません。