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短編2
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節操のない人達

清潔感があってオシャレで高身長で笑顔が素敵な彼!!

いつも違う女の子を連れて私の働く喫茶店でモーニングを食べにくる彼

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口調は穏やかながら相手の顔をジッと見つめる真剣な眼差し

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「もしあんな目で私も見つめられたら」

キャーっ!!

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「でもやっぱり彼女いるのかなぁ?もう結婚してんのかなぁ?」

「でも指輪はしてないなぁ?」

と喜んだりため息ついたり私の頭は彼一色!!

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そんなある日、この前彼と一緒にいた女性が一人で来店

積極的ではないむしろ受身的な私にとって

知らない人、しかもお客様相手にコッチから話しかけるのはかなりの勇気だったんだけど

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もう部屋で一人モヤモヤするのはイヤ

とにかく結果が知りたいと、当たって砕けろ精神で

「あの~この前の男性の方は・・・・」

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と話かけると

あっさり「私の彼氏です。」

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その余りに堂々と言われたのと

お客様相手になんて事を聞いてしまったのか?と言う後悔とで

「スミマセン!!」と逃げるようにカウンターに戻ろうとすると

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「あ、ちょっと」と私を呼び止める彼女

すると穏やかな表情で

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「安心して彼女と言っても私だけじゃないわ」

「彼、色んな所で女食ってんの(笑)」

「だからあなたも立候補すれば簡単に彼女になれるわよ」

「私の次で良ければだけど・・・(笑)」

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一瞬「バカにしないで!!」と思ったんだけど

「でも二番目でもなれるの?」

「デートも出来るの?手を繋ぐ事も?」

と彼とのデード妄想の方が遥かに魅力的で

気付けば彼女とメール交換してました。

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そして

「ただただ彼と友達になりたいだけなんで誤解しないで下さい」

と必死で頭を下げる私に

「明日紹介するわ」とニッコリ笑う彼女

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それから数日後の今

私は彼と一緒に夜景がきれいな高級ホテルの最上階で食事をしています。

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今日一日彼から案内された場所は私の妄想を遥かに凌駕し

驚きと感動の連続で

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この世の中にこれ以上カッコいい人なんているの?と

彼からの「家に来ない?」と言う誘いを断る理由はどこにもありませんでした。

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そして夢心地の中彼の寝室に入り

何気に横の部屋を見ると

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・・・・生首?

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私「そ、そういやこの前の彼女は?」

男「あ~食ったよ」

Concrete
コメント怖い
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い、いろいろ節操なさすぎ(´・д・`)

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皆死んだから一番になれましたね!

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