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中編3
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みじかに潜む恐怖

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これは私が小学5年生の時の話です。

駄文ですがお付き合い下さい。

ではどうぞ。

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その日も暑い1日でした。

夏休み真っ最中だった私は

昼に家で1人夏休みの課題をしていました。

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クーラーの風が心地よく、

次第に眠くなった私はいつの間にか眠ってしまっていました。

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どれくらい時間が経ったのでしょうか。

私は目を覚ましました。

起きてすぐ思ったことがあります。

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”部屋の雰囲気がおかしい”

クーラーをかけているはずなのに

じめじめして気持ちの悪い雰囲気が漂っていました。

そう思ったあと、すぐに気づいたこと…

それは…

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shake

”部屋の隅にナニカがいる”

ということです。

仰向けに寝ている私は

視線の隅にいるソレの正体を理解するのに

時間はかかりませんでした。

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『この世のものじゃない…』

無意識に口から出た言葉を言い終えた瞬間

私の体は金縛りにあいました。

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『っ…』

体も動かない。声も一切出ない。

唯一できた行動は、

目を動かす、目を開閉する

この2つだけでした。

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金縛り自体は何度もなっていたので、

今回も ”またか” 程度にしか思っていませんでした。

とにかく早く解ければいいな〜と

そんな風に思っていたのです。

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ですが…

ガタッガタ…ガタッ…

今回は少し違うのです。

私の部屋にある家具たちが

一斉にガタガタと音を立て始めました。

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”これはヤバイ”

そう思った私は必死に

解けろ!解けろ!解けろ! と思い続けました。

でも金縛りは解けてくれず、

家具の音は鳴りっぱなし。

どうしようかと思っていたその時…

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スッ…

『っ!!?』

部屋の隅にいたソレが動いて

私の方に来るのです。

『こっ…こ…こ』

”来ないで!”。そう言いたいのですが

言葉が全く話せません。

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そうこうしていると、

ソレは私のすぐ真横まで来ていました。

さっきまでは薄暗くて見えなかったソレは、

白い薄汚れたドレスをまとった

西洋の女性でした。

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私は見てはダメだ!目を合わせてはダメ!

そう思い、必死で視線をずらそうとしました。

ですが なぜか私の目はゆうことを聞かず、

その女性を捉えて話そうとはしません。

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俯いていた女性がゆっくりと顔を上げていきました。

そして私と目が合いました。

…………

ニタァッ

その女性は私の顔を見て笑ったのです。

その瞬間…

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shake

お前のせいだ お前のせいだ お前のせいだ お前のせいだ お前のせいだ お前のせいだ お前のせいだ お前のせいだ……ギャハハハハハハハ…

女性は狂ったように笑いながら

”お前のせいだ”と言い続けたのです。

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それから気を失ってしまった私は、

帰宅した母に起こされました。

私はすごくうなされていたそうです。

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『夢か〜。。』

怖い夢を見たのかと一安心していると、

母『その腕どうしたの?!』と

母が驚いた顔で私の腕を指差しました。

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私の腕は誰かの手形のような模様で

赤くなっていました。

さっき見たあの女性……

私の腕を思い切り掴んでいた。

夢なんかでは無かったのです。

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