これは、僕が小学生の時の話です。
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僕の住んでいた町には犬好きで有名なおばさんがいました。
おばさんは、犬を三匹、飼っていました。
中でも、トイプードルのプチがお気に入りだったそうです。
おばさんがいつも通り、犬を連れて散歩に行くと
プチが急に車に向かって吠え始めたそうです。(よくいますよね。こういう犬。)
さらにその車を(なぜか)追いかけようとして道路に飛び出したそうなんです。
そしたら案の定、車に轢かれてしまったんですって。
轢いた相手は逃げ、そこには血塗れのプチだけが残されました。
おばさんはすぐに獣医に行き、治療をしたそうですが、
結局、ダメだったそうです。
おばさんは大層嘆き悲しみました。
毎日、夜中にプチの死骸を抱いて徘徊するほど。
僕も一度だけおばさんが徘徊しているの、見たことあるんです。
手元のプチは腐って異臭を放ち、
おばさんは髪がなくなっていました。
それからしばらくして、おばさんが失踪しました。
警察がおばさんの家に入ると
腐っていたそうです。
残りの二匹の犬。
そこまでプチ気にっていたのでしょうか。
僕には分かりません。
作者山サン
駄作かも…