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中編4
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何だったんでしょう?

拙い文章で申し訳ないのですが

読んでいただければ嬉しいです。

初めての投稿でドキドキしてます…今のドキドキは期待と不安。今からお話しするドキドキは恐怖によるものだった…ハズです。

それでは宜しくお願いします。

中学一年生の時のお盆

父方の祖母の家では3月に亡くなった叔父の初盆を迎えておりました。

お盆も終わりに近づき精霊流しを行う日の事です。

夕方から母が変な事を言い始めました。

母「二階の部屋に白い女の子がいる」

いきなり、そんな話をされたので自分も訳がわからず…はぁ?…うん…はぁ?ってな感じで聞いていたのですが。

自分「何で女の子が居るの?ってか誰だよ?」

母「わからん。ただ生きてはいないよ。だって見えるのは白いシルエットだけだし。」

自分「…はぁ?シルエットだけで何で女の子ってわかるの?」

母「頭にリボン付けてるよ。だから女の子だろ!小さい女の子が二階をウロウロしてるんだよ!」

もう、正直この時はどうしようかと思いましたよ。

母はサラッと白いシルエットのリボンを付けた小さい女の子がいると言いますが自分には見えないし、よくわからない。その事を伝えられた自分にどうしろと?って思っていたら母が…

母「まぁ気にせず、精霊流し行ってこい!!」

…散々、人に訳のわからない事を伝えといて最後はそれかい!何よりお前は精霊流し来ないんかい!!

そんなモヤモヤを抱えながら精霊流しに行きました。精霊流しも無事に終えて祖母の家に戻ると留守番をしていた母が出迎えてくれました。そんな母に

自分「まだ女の子居る?」って聞いてみました。

母「いや、見なくなったね。帰ったんやない?」

…何処に帰るんだろう?って考えながらも疲れていたので帰る親戚達を見送りユックリしていたのですが

何故かだんだん祖母の家に居るのが嫌な気持ちになってきて、父に家に帰ろうよ。ここに居たくない。って話をしたのですが、夜も遅く父達はお酒も飲んでいたので明日の朝帰ろうと言われました。

父にそう言われては中学生の自分には、もうどうする事も出来ず家の居心地の悪さはありましたが祖母の家の2階に泊まる事にしました。

疲れていたのもあって布団に入るとすぐにウトウトしてきました…そんなウトウトしている自分の横で母がまた変な事を言いだしました…

母「昼間来ていた、親戚のおばさんが布団の足元に立ってる」

勿論、そのおばさんは亡くなったりしていません。

また訳のわからない事をとは思いながらも眠くて自分はいつの間にか寝てしまっていました。

夜中フッと目が覚めたので時計を見ると2時半…

隣の部屋から父と泣いてる母の声が聞こえてきました。

ん?ケンカしているのかな?と思いしばらく会話を聞いてると…何か会話がオカシイ。

父「もう家に帰ろう」

母「…いやだ。いやだ。」

父「さっきは帰りたい、早く帰りたいって言ってたやないか?」

母「…帰りたい…帰りたい…ココに居たくない。」

父「何かよくわからんけど、家に帰ろう」

そんな会話が聞こえてきたので、何か変だなって思いながら隣の部屋に入って行くと…

立ち上がり母を立たせようとする父。

泣きながら「帰りたい…帰りたくない」を繰り返す母。正直、意味がわからない光景に物凄く不安になりました。ひとまず父に「どうしたの?」って聞くとちょっと前から母が泣きはじめて、帰りたいから帰ろうって言い始めたとの事。父も何かおかしいと思いながら、何で帰りたいの?って聞いたら

母はココに居たくないココに居たくない。って言うから、帰ろうか?って聞いたら、帰らない!って言い出すし…訳がわからんって話をしてたら。

母がいきなり立ち上がり階段を降りようとしだしたので父と2人ですぐに追いかけたら、今度は階段に座り、また泣き出した母。見兼ねた父が母の肩を抱いて階段を降りようとした時に…母がいきなり父の手を払いのけ、また階段を上がって行き部屋に入って行きました。さすがに何だか気味が悪くなってきて父にどうするの?って聞いていたから母の居る部屋から今度は笑い声が聞こえてきました。

笑い声はたしかに女の人の声なのですが母の声じゃない気がして凄く気持ち悪かったです。

父と2人で母の居る部屋に入ると座り込み涙を流しながら上を向いて笑う母が居ました。

さすがに父も自分も普通ではない母の光景にしばらく見ている事しかできませんでした。

母は涙を流し笑いながら「帰りたい」「帰れない」「嫌だ嫌だ」「帰さない」をずっと繰り返し言ってました。さすがに状況に耐えれなくなり自分が階段を降りて祖母が居る部屋へ行き。寝ている祖母を起こして塩を持って二階へ行って、とだけ伝えて自分は祖母の布団に入り、さっきの光景を思い出しドキドキ、ガタガタ震えていました。でも祖母の布団に入って安心したのかいつの間にか寝てしまってました。

朝、父にあの後どうなったの?って尋ねたら

父「う〜ん。よくわからん。ただ、あの後ばぁちゃんが来たらスグに母さんは落ち着いて寝てしまったよ。」って言われました。

何だかよくわからないなぁ〜とは思いながらも

ひとまず母も大丈夫そうだったので安心しました。

ただ父が…「お盆だったし色んな人が帰って来てるからなぁ〜」と言ってました。

母は母で覚えてないとの事でした。ただ最後に「白いシルエットの女の子を見かけなくなってからの記憶が曖昧なんだよねぇ」

…やっぱりそのシルエットの女の子が関係あるのかと…そんな事を考えながらも2学期が始まる頃には記憶も恐怖もだいぶ薄れて行きました。

その時はまだ知る事もない1年後の事…そのお話しはまた今度…。

長い文章お付き合いありがとうございました。

改めて自分の文章力の無さに表現力の無さにただただ脱帽です。申し訳ありません。

Concrete
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