ある日、私は学校にとても大切なものを忘れてしまった。
もう9時を回っていたが、友達の歩と志保と絵梨佳にいうと一緒に行ってくれるというので一緒に行くことにした。
うちの学校はボロで、田舎にあるので、簡単に入れたし教室のドアも開いてあった。
そして、教室につき、忘れ物を見つけ、帰ろっかぁ、ってなったとき、
志保「ねぇ、こっくりさんしようよ」
私歩絵梨佳「え?」
いきなり志保がいった。
私達は夜中だし、この学校はこっくりさんをすると、何かが起こると言われているので正直嫌だった。
だけど志保があんまり言うもんだからする事にした。半信半疑で…。
この学校のこっくりさんルールは
1赤鉛筆ですること
2赤鉛筆を終わるまで放さないこと
そして、教室に置いてある紙やらなんやらをあつめ用意もすみ、こっくりさんをやってみた。
全員「こっくりさんこっくりさんおいで下さい。」
ズズズッ…
全員「きぃやぁあゃぁ!?」
赤鉛筆が動いたのだ。
まさかほんとに動くとは…。
誰もわざと動かす人なんかいないし。
ん…?
待てよ…?
赤鉛筆、放してない?
そうきずいた瞬間
ドンッドンッ ズッズズ…
閉めてたドアを叩く音、何かが這いずってくる音、いろんな音が聞こえてきた。
もう皆怖すぎて声も出ない。
そして、ドアが開いてしまい、いろんな奴らが入ってきたのだ。
目が片方しかなくて、目から血がダラダラでてるやつや、上半身だけの人とか…。
怖くて怖くて、私達はいつのまにか走っていた。
私と歩ペア、志保と絵梨佳ペア。
廊下を二手に分かれてはしった。
後ろから「マ…テ、ニガサ…ナイ」などと声も聞こえる。
私達は恐怖のあまり、とてつもなくバカな事をしてしまった。
トイレに逃げ込んでしまったのだ。
とりあえず、隠れようとなって、3つあるトイレのうち、2つ目に歩(真ん中)、3つ目に私(一番奥)が隠れた。
そして隠れて10秒もたたないうちに、ドアがバアァンとあいた。
「ドコッドコッ」
「ココカナ?」
(一番手前のトイレ。誰も入ってない)
バァン!
「チガウナァ」
そして歩の隠れているトイレへ。
「ジャア…ココカァア!」
バン!
「きゃあぁあああ!!」
それから歩の声が聞こえなくなった。
(どうしよぅ…次は私だ…)
そんなことを考えていると、奴がこっちえ来た。
「モウヒトリハ…ココカアァ!」
「い…いやぁあぁああ!!」
そいつの顔は焼け爛れてて口は片方が耳まで裂けてて目は片方がダランとたれてる…。
するとこいつは首をしめてきた。ものすごい力だ。
そしてこう言った。
「オマエモナカマニナレ」
きずけば病院のベッドの上。
公務員が見つけて救急車をよんでくれたそうだ。
横には歩と志保と絵梨佳。
皆が起きて志保と絵梨佳にどんな体験をしたのか聞いてみた。
2人は玄関まで逃げたのはいいけど、後ろから上半身だけのやつが追い掛けてきて、首をしめられ、
「オマエモナカマニナレ」
と言われたそうだ。
歩も…
そして病院を出てすぐ、
こっくりさんをやろうといいだした、志保の精神がおかしくなり、精神病院に入院。
そして、しばらくして自殺。
「私、仲間になるぅー♪」
といって…。
志保はあいつらの仲間にされてしまったのだ。
そしていつかは私も……
あいつらの仲間にされてしまうだろう。
怖い話投稿:ホラーテラー ゆぅさん
作者怖話