中編3
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病院での体験

私が体験した話しを致します。つまらなかったらスルーして下さいね(^^)

以前病院に勤務していた頃の出来事です。

その病院とは一見誰が見ても不気味に見える病院で、鉄格子に囲まれています。

私が働いていた病院にも、噂がありました。

「あの5階の階段で、以前何人か首吊り自殺をはかったよ」

「最近うちの病棟で壁から手が出てきて引っ張って来たりするんだよ」

昔ながらの看護師がよく教えてくれたり、怪談で噂が絶えなかった時期もありました。

私が勤務する所は、社会性を身に付けたい患者さんなどが通う施設でした。

日中だけの仕事だったので夜勤はなく、患者さんの話を聞いたり一緒に活動してそれぞれ自由に過ごす場だったのです。

そんな仕事も好きでした。

何度となくその病院で怖い思いをしたことが沢山ありましたが、一番ゾッとしたのは私が長年働いていたその職場を退職する頃です。

私の代わりに入って来た職員Tさんがいました。

私がもうすぐこの職場を去るという2週間前から変な感じがするようになったのです。

勿論患者さん達が動揺すると行けないと思い、あえて私が退職することは最後の日が来るまで隠していたのでした。

仕事が終わる1時間前から私のデスク下から誰かが私の足のスネの部分を指先でそそっと撫でる感触がはっきり分かるのです。

決まって同じ時間

私達が患者さんのカルテを書き始める16時頃

撫でるのは退職する1日前まで続き、皆に「また誰もいないのに触って来ているよ」という言葉に、代わりに来たTさんが「私が今度その席になるんですよ?ちょっと替わって座らせてもらっていいですか?」

というTさんに快く替わってあげると

Tさんは「何にも無いですよ」

と言った瞬間

座っていた彼女の椅子が

がッターーーン

ドスン

とTさんは転倒してしまったのです

椅子を見ると椅子の支えの部分が見事潰れてしまってたのです。

「私嫌だ、この席!」

Tさんは泣きそうに言います。

何がどうあれ私は明日でいなくなるのだから

翌日患者さん達に話をして泣いてしまう人達が多かったのを今でも覚えています。

その職場を去った翌日、知り合いの紹介での霊媒師の方の所へ訪ねてみるも

「あんた、また凄いね。なんて沢山の者を抱えてるんだい?」っと会うわいきなりの言葉に、見えない私はどうしたらよいかと訪ねる。

「一通りお払いはするけど、すぐ憑いて来ちゃうよ」

「その職場の所は昔用水路のようなものがあったでしょう?そこの近くにこれを埋めなさい。でも絶対にあんだが行って埋めくると憑いて来る可能性があるから誰かに頼みなさい」と白い3センチ大の綺麗な石を渡されました。

あそこにそんな用水路のようなものはあったっけ?…

そう思いながら年輩の看護師と会って話をして見ると「用水路?そういえば昔あったわ。今の建物の前当たりにあって、あそこで死んだ人もいるって聞いた。今は無くなってるんだけどね」

なんと、あの老婆の霊媒師はそれが解るなんて…

初めて恐怖を感じました。

石はその看護師の手によって埋めてもらい、私の身には全く不可解なことも無くなったのです。

そこで働いて長かった分、自殺者など慕ってくる患者さんもいたので、きっとあの壊れた椅子も私以外は座るなということだったのでしょうか?

今は看護師業で病院に勤めることはなく、今度は介護業界で働いています。

長い文お読み頂き、ありがとうございました。

乱文ながら、申し訳ありません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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