山道で車を走らせていた。
夜中の12時をまわっており、自分以外の車は1台も走っていない。
ラジオでお気に入りの番組を聞きながら、他の車がいないのをいいことに100キロ近いスピードを出して車を走らせた。
すると、携帯が鳴った。
画面を見ると非通知で、無言電話だった。
いたずらか間違い電話だと思い携帯を元の場所に戻す。
するとまた電話が鳴った。
携帯を手に取ったが、またあの無言電話だった。
それから、同じようなことが二度三度続いた。
それでも私はいたずらかまちがいだろうと思っていた。
山道を抜け一般道にさしかかったころに、また電話が鳴った。
すると突然「なんで、でてくれないの?わたしはあなたはでてくれないの?」と人の声とは思えない声で、電話のスピーカーが鳴った。
私は怖くなり、車を止めて携帯の電源を切った。
すると後ろから視線を感じた。
そっとバックミラーを見ると後部座席に長い髪の女がいた。
絶叫と共に気絶して15分後に目がさめた。
おわり
怖い話投稿:ホラーテラー ほらーさん
作者怖話