ある男が誤って人を殺してしまいました。
男は自宅の井戸の中に死体を放り込みました。
翌日、井戸の中を確認すると死体は跡形もなく消えていました。
男がまだ子供だった頃、友達と喧嘩になり殴ったら倒れて動かなくなったことがありました。
男か怖くなり、友達を井戸の中に放り込みました。
翌日、気になり見に行くとやはり跡形もなく消えていました。
このときから、あの井戸には不思議な力がある。
都合の悪いものを全て消してくれる。と信じるようになりました。
男は寝たきりの母親と暮らしていたのですが、介護に限界を感じ縄で母親の首を絞め殺しました。
男は死体をかつぎ井戸へ向かい、放り込みました。
翌日、確認したらまだ母親の姿がありました。
その翌日もまだありました。
翌日も翌日も‥
そりゃそうですよ。
死体を処理してくれていた母親がもういないのですから…
怖い話投稿:ホラーテラー あなごさん
作者怖話