短編2
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夜の学校

高校2年生のときの話です。

夏の暑い日だったことはよく覚えています。

私はバドミントン部に入っていました。その日も夜の7時半まで部活をしていました。私のすんでいた地域は盆地で日の入りが早く、夏といってもかなり暗かったのを覚えています。そんな時間だから

体育館くらいしか明かりは付いておらず、廊下は真っ暗でした。

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更衣室に戻り、私は部活で疲れていたし喉も渇いていて、1人で自販機コーナーまで行くことにした。

廊下は確かに暗いが、電気をつければいい話だ。後で、ちゃんと消そうと思った。

更衣室を出て、廊下を真っ直ぐ進むと左手に渡り廊下があって、その先の特別棟をさらに進むと自販機がある。

渡り廊下までは電気がついていたので明るかったのけど、特別棟からは電気がついていなかった。めんどくさかったので、そのまま進むと、暗すぎて横から手が伸びて来そうだった。

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左手には家庭科室や被服室が、右手には物理室がありましす。ぼけーっと歩いていたのですが、左手に何か白い人が見えた。

すごいスピードで振り向いたのに、誰もいない。気のせいかと思い、そのままジュースを買って、無事、帰還した…筈だったのですが、

更衣室に着いたとき霊感のある友人がひとこと、

「背中の何?」

と、聞いてきて、

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ゾッとしました。

「ちょっときて」

「え、は?」

幽霊とかは信じる方じゃなかった。他の友人も怪訝な顔をしてた。友人に言われてかなり混乱し、友人に引っ張られるまま、さっきの渡り廊下と特別棟の十字路に来た。

すると、私の耳元で友人が叫んだ

「とっとと出てけ!!!」

何処からか、ふふふ、という笑い声が聞こえた気がした。

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