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短編2
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廃屋にいたのは……

僕の従姉妹は霊感少女って言うのかな?いわゆる見えたりする女の子です。

そんなΑちゃんと昨日体験したばかりのほかほかの話です。

Αちゃんの家では猫を飼っています。僕も知ってるその猫はソラと言う名前でめったに泣かない仔猫なんです。

ここからはΑちゃんから聞いた話なんですが

夜の10時過ぎに部屋でゲームしてたらソラが部屋の前で「ミャ~」って泣いたんです。

ソラはいつもリビングがお気に入りでΑちゃんの部屋に来る事なんかなかったし、泣き声を聞くのも久しぶりだったのでちょっとビックリしてドアを開けたんです。で「ソラ、なあに?」って言ったらまた「ミャ~」って泣いて階段を降りて玄関に行きます。

Αちゃんは何故かその時、ソラがどこかに行きたいんだ、付いて行かないとダメだと思ったそうです。

それで携帯を持ってお母さんにコンビニ行って来るって言ってソラと一緒に外に出ました。

ソラが歩いて行く後を付けながら僕に電話して来ました。

僕とΑちゃんは近所だから僕もすぐに携帯持って自転車で出動しました。

ここからは僕も一緒です。

Αちゃんと合流して自転車を押しながらソラの後を付いて行くと僕もΑちゃんも入った事ない路地を行き、やがて廃屋みたいな所に入って行きます。

僕「ヤバくない?」

Αちゃん「かなりヤバい、さっきからビンビン来てる……」

サラッと言うので僕はガクブルです。嘘でもいいから大丈夫って言ってくれ。

Αちゃん「でもソラ置いてけないから入ろうよ!」

僕は男だし仕方ないので一緒に入る事にしました。

中は普通に家具とかテレビとか色々あってまるで最近まで住んでいた風に見えます。もちろん壊れてるしガチャガチャでしたけど。

ソラを探して進んで行くと奥の部屋の隅っこにいました。

でもそこに居たのはソラだけじゃなかったんです。

ソラの向こう側に茶色の小さい塊がビクッって動いてたんです。

壁にはベチャとおそらく血の跡みたいなものもあります。

僕「ヤバいよね…」

僕は固まったまま聞きました。

Αちゃん「多分あそこが1番ヤバい…」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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