「穴掘り」「寺」などの作者です。今回は病院での体験をお話します。
暫く小康状態だったFさんは他界した。
Fさんをストレッチャーで一階の奥の冷暗室まで運ぶ
「ああああぁぁぁ!ゴボゴボゴボ」
何やらの音にビクッとした
冷や汗が出たが、何だ胃物が上がっただけか…とホッとしていたらFさんの口がポカンと開いている
中々閉じないので包帯で顎を吊り上げることにした
下に屈んだら、いきなりFさんの手がダランと垂れて私の頬に当たる
ひぃぃっと思ったが手を戻して合掌の形に
ガシッ
手を掴まれた…Fさんの顔を恐る恐る見るも、両眼球が見開いている
「キッヤャャャャー」っと廊下に漏れるような悲鳴を上げて腰を抜かしてしまった
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話