子供の頃、他人の後ろに黒いもやの様な物が見えた
らその人は数日中に亡くなっていた。いつしか自然
とその「もや」が見えなくなって長い月日が経ちま
した。ある日交通事故に合い病院のベッドで目覚め
たらその「もや」が復活していたのです。しかもそ
こは大きな総合病院、廊下を歩くと「もや」が通常
の街並みより多く気が狂いそうでした。少しわから
ないのが確率が100%ではない事で、以前見えた人が
後日見えなくなっていたりします。そんな人は亡く
ならない事の方が多いですね。(ここも100%ではあ
りません)見える様になって20数年、他人の顔をあま
り見ない癖がついてしまいました。人の顔を覚えな
い失礼な奴と思われがちですが、それにはこんなち
ゃんとした理由があるのです。
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作者Yuzo Asano