短編2
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車の鍵は・・・

少し遠いが知り合いの友達が体験した本当の話

A県に住むB子さんは彼氏と2人で遊んでいた

夜も遅くなりB子さんの家に彼氏は車で送って行くことにし、道中コンビニに寄ったりもしたが夜遅いこともありスムーズにB子さんの家の近くまで来れた

車も少ない交差点で信号待ちをしていると後ろに大型のトラックが同じく信号待ちで止まった

2台は信号が青になると発進し真っ直ぐ進んだ

しばらく進んでいると後ろのトラックがクラックションを何度も鳴らしてきた

あまりに煩いので彼氏が少しムカつきながらバックミラーを見て、車を路肩に寄せた

急いでいるのかと思い追い越してもらおうとしたのだ

しかしトラックは追い越す様子はなく少し離れた所で同じく路肩に車を止めた

それを見てなおムカついたのか彼氏は文句を言いに行くと車を降りた

B子さんも彼氏をなだめながら一緒に車を降りたが、彼氏はB子さんを振り切りトラックへと向かう

少し距離を取ったがB子さんも後ろから着いて行った

その時トラックの運転手はずっと車内から何かを叫んでいる

2人がトラックに近づいた時トラックの運転手が早速と降りてきて2人にトラックに乗れと言いながら半ば無理矢理トラックの助手席に2人を乗せた

突然の出来事に彼氏もB子さんも何もできずトラックに乗せられた

2人がトラックに乗ってから運転手はゆっくり話始めた

「いいか、焦らずよく聞いてくれ、信号待ちをして走り出してから気になっていたんだが走行中に急に運転手側の助手席の所から腕が2本出てきたんだ、最初は何も思わなかったがどうもおかしい、左手には刃物のような何かが輝いていている、2つ目の信号で止まった時に確信した

あの車の後部席に誰か乗っているぞ

スモークがなかったから見えたんだが、俺がクラックションを鳴らしたらその手は引っ込みやがる

だから何度もクラックションを鳴らして悪かった

後部席の人間に心当たりがなかったらすぐに警察に連絡した方がいい」

その話を聞き2人は言葉が出なかったがもちろん心当たりは全くなかった

すぐに警察に連絡し後部席を確認すると老人が後部席の足を置くスペースに隠れていた

手には包丁を持っている

老人はその場で現行犯逮捕された

後日わかったことだがその老人は精神病患者であったという

コンビニの駐車場から乗り込んだそうだ。。。。

やはり幽霊より人間の方が怖いかもしれない

いつ何が起こるかわからないので少し離れるだけでも車の鍵はかけたほうがよさそうだ

怖い話投稿:ホラーテラー ぱにーにさん  

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