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短編2
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序章 オカルト研究会設立

music:7

俺は今、非日常を求めている。

毎日同じようなことを繰り返す日々に変化がほしい。

これは持論だが人間は非日常のような未知の体験をすることで進化すると考えてる。

だからSFやオカルトがなくならないのは進化をする(生き残る)ために本能が求めてるからなのかもしれない……

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music:4

俺の名前は五彩 純(ごさい じゅん)。

山に囲まれている田舎で暮らしている田舎者だ。小さい頃から夢なんてなく、将来像はボヤぁっとしていた。

そんな俺も今年の春からは大学生。

とはいっても小中高、地元だったし大学も親の勧めで近くの山際にあるところを選んだ。

俺は大学に入ったらやりたいことがある。

それは趣味のオカルトのサークルを作るということ。

オカルトが好きということは周りには話してない。興味を持つ人がいないというのもある。

人見知りだし、狭いジャンルだから正直詰んでいる感じはある。

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music:4

しかし、そんな俺に転機が訪れた。

その日は友人の家でゲームをしていた。

友人の名前は唐木といって中高大の腐れ縁で思ったことをすぐ行動にする無鉄砲なやつ。

その唐木が最近、オカルトにハマったと言ってきた。

このチャンスを逃すかと、思い切って唐木にオカルトが趣味だということを伝えてみた。

はじめはびっくりしていた唐木だが二人で話して行くうちに話に花が咲いていった。ネットで見た話や実際に体験したこと、近くの心霊スポット…色んなことについて語っていた。

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music:5

ある程度、話をしたところであの話題を持ちかけることにした。

少し間を置いて、

俺 「なぁ、大学でオカルトのサークル作らないか?」

と尋ねてみた。すると、

唐木「お前から誘ってくるの珍しいなw、興味あるからいいよ」

と返事をされたので、

俺「じゃあ決まりだな」

唐木「よし!、オカルト研究会の設立だな!!」

俺 「まだ早い」

こうしてオカルト研究会が設立された(?)。

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