朝、7時…
いつもの生活、いつもの行動…
スマホからの目覚ましで起床する。
身なりを整え、朝食を食べて出勤する。
そんな毎日…
玄関をでて隣人と挨拶をして階段を下まで降りる。
マンションの一階から外にでた時…
shake
ゴン!
鈍い音と同時に頭に激痛がはしる…
私は何もできずに意識を失った…
separator
朝、7時…
いつもの生活、いつもの行動…
何故か後頭部が痛むがいつも通りに準備する。
隣人と挨拶をかわし、階段を降りようとした…
shake
ドン!
後ろから勢いよく押される…
私は階段から転げ落ちる…
体中が痛む…
特に足は本来向くべきでない方向に曲がっている…
余りにも痛みが激しく、気が遠くなっていった…
separator
朝、7時…
いつもの朝のはず…
が、体中が痛い…
特に後頭部の痛みが酷い…
足も異変はないのに痛みが激しい…
会社に病院に行くので遅刻する旨を電話にて報告した。
過去に購入していた松葉杖を使い病院へ…
wallpaper:12
「おにーさん!辛そうだね。大丈夫?」
マンションのエレベーター内でニコニコしながら女の子が話かけてきた。
「ねえーねえー痛いの?痛いの?頭?足?」
私の周りを跳ねるようにぐるぐる周りながら声をかけてくる…
「良い子だから静かにしてくれ…」
お願いの言葉を口にすると同時に、周りから色と音が消えてしまった…
聞こえてきたのは、少女の声…
shake
「次は顔だよ!」
血のひくような冷たい声…
同時に、全てがもとに戻りエレベーターのドアが開く…
「なんなんだよ…」
病院よりお祓いか?
wallpaper:3452
本気でそんな事を考えながらタクシーに乗り込み病院に向かう。
覚えているのはここまでだった…
タクシーがでてすぐに巨大な鉄筋コンクリート?が飛んできてフロントガラスは粉砕…
顔にガラスが突き刺さり、眼球まで傷つけた。
遠ざかる意識のなかで「次は○○○だよ!」
と、聞こえた気がした。
separator
朝、7時…
目覚ましが鳴っている…
身体が痛い…
頭と足が特に痛い…
目を開けているはずなのに暗いままだ…
どうなっているんだ…私は…
「おにーさん!後、何回耐えられる?」
少女?の声が聞こえる。
「次は…腕?…口?…鼻?…耳?」
何を言ってるんだ?わからない…
「うーん…思い切って内臓系いってみようか?」
なんなんだ…
「思い出せない?思い出せないの?」
思い出せないって何が?
「人間って勝手だよね~自分がした事も覚えてないんだからさ~♪」
何も覚えてない…昨日?一昨日?一週間前は何してた?
「あっ大丈夫だよ~限界まできたら最初からやり直すからね…」
限界?最初?
「時間は永遠にあるんだから、ゆっくり罪を償ってよね~」
罪?
「何か面白く無いから最初からね♪」
wallpaper:885
えい!
と、可愛らしい声と同時に一瞬回復した視力が頭を叩き潰される瞬間を目撃した…
separator
wallpaper:1213
朝、7時…
いつも通りの朝だ。
朝食をとりながら、テレビでニュースの確認をする。
「先日、○○マンションで頭を潰れ惨殺された遺体が発見されました。被害者は○○さんと思われ…」
朝から不愉快だ…
偶然とはいえ同じマンション名で被害者の名前も一緒…不愉快だ!
テレビを消して出勤の準備をする。
さあ、健康の為に階段使って通勤するか~
医師に言われてるたはいえ面倒だ。
作者まー-3
短編です。
感じていただけたら嬉しいですが、舞台は地獄で主人公は最低ヤローです。
今後、苦しみ続けるんだとおもいます。