大学入りたての頃合コンの流れで調子にのって心霊スポットに行ったりしていました。
一家心中があった一件家に行った時です。他の部屋は荒れ放題でみれたものじゃなかったのに一つの部屋はゾッとするくらい凄く綺麗で、、それが逆に怖くて…でもそれ以外はなにもなくてその帰りの車でのことです。
一番張り切っていたチャラ男はちょっと有名な霊感の持ち主でした。
スポットの廃墟から帰る途中皆で怖かったとか話してるのにチャラ男だけは話に入ってこなくて暗い車内からみても様子がおかしかったのを覚えています。すると今まで妙に無言で静かに走っていたのに急にうおぉと声をあげ猛スピードで走りだしスポットから離れた場所で縁石にぶつかったんです。
みんなはビックリして無言でしたがチャラ男は何故かさっきとは別人のホッとした顔に変わっていました。
外に出て車を見ると前はベコベコになっていました
帰りの車中はみんな無言でしたが私は車命なチャラ男が怒りもせず安心したような顔をしたのが気になり聞いたところ、スポットの家を出て車のルームミラーをみたらうつむいた女の人が立っていてこちらに手招きをしていたそうです。
焦って車を出してしばらくしてまたミラーをみたら、後部座席の真ん中にその女が座っていたらしいんです。
その時後部座席の真ん中には別の子が座っていたんですがその子とかぶさるように女が座っていてうつむきながらもチャラ男の事をジーッと見ていてバックミラー越しに目が合っていたと。。本人も怖すぎて声に出せなかったと……。
それから二度と心霊スポットにはいけなくなりました
怖い話投稿:ホラーテラー てっぷさん
作者怖話